チベットへの文学の旅「失われた地平線」
<文学(60歩目)>
イイ感じな冒険小説で、たまには浮世の憂いをわすれてしまう。
失われた地平線
James Hilton (原名), ジェイムズ ヒルトン (著), 池 央耿 (翻訳)
河出書房新社
「60歩目」は超有名作で、あらためて紹介する必要もない名作です。
ジェイムズ・ヒルトンさんと言えば、イギリスを代表するベストセラー作家の一人。
この作品もそうですが、「チップス先生さようなら」等々、人生の何処かで読んだ作品を沢山創作しています。
90年前のチベット(西蔵)やヒマラヤ周辺は、まさにイギリスとロシアがグレートゲームをしていた時代。
つまり、現在の社会情勢や価値観と大きく異なる世界です。
でも、この作品中に出てくる「シャングリラ」が今もあるような気になるのは、文章が巧みだからだと思います。
しばし、いいお酒を飲んだ気にさせてくれる素晴らしい作品です。
私の出身のクラブではチベット、遠征で出かける場所の一つ。
現在、チベットの色濃い、北インドのザンスカール地方の遠征記を公開しています。
この地域の風景・自然・文化に関心あられる人は、覗いてみてください。
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