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tatu-kuu(車いすおばあちゃん)
2023年12月13日 09:26
きっと来年も不合格「行ってきま~す」「いってらっしゃ~い」「行ってくるね~、お昼ご飯テーブルの上にあるから~」「は~い、行ってらっしゃ~い」 両親と兄と妹朝みんなが出かけてしまうと、がらんとした家にひとりし~んと静まり返った部屋あ~あ、学校にいたときは今頃「おはよう!」「おはよう!」ってさあ、今日も一日がはじまる!そんな時間を過ごしていたのに でも、現実は一人では何
2023年12月21日 13:54
てんやわんやの 普通の結婚式実は、結婚式当日の記憶はほとんどありません。憶えていることと言えば挙式の時に私達新郎新婦の前を歩くはずのフラワーボーイ牧師さんの息子さんにお願いしてあったのですがご機嫌斜めで、急遽他の女の子にお願いしていた情景牧師様の「汝、病める時も、健やかなるときも・・・」「誓います」の後の「では、誓いの・・・」が「誓いの握手を」と言われたこと 五月晴れ
2024年1月13日 16:45
「産まれたよ、見においで!」諦めたとたんに私のおなかに宿った小さな命その頃、我が家には1歳になったばかりの長男がいました血はつながっていませんが名前はたつのりといいます。たつのりの可愛い姿を思い浮かべて辛い不妊治療や検査も頑張れました 1989年(平成元年)3月26日「産まれたよ、見においで!」実家の母から電話がありました。「わかった、すぐ行く!」長男たつのりが生まれ
2024年1月15日 19:40
「切迫流産」妊娠の経過は順調で、つわりもそれほどひどくはありませんでした車の運転も普通にして定期検診や母親学級に通っていたくらいですその日もいつもの通り夫は出勤、義母は趣味のパチンコに出かけていたある日、なんとなくお腹が痛い気がして「何か悪いものでも食べたかな」とトイレへすると、だんだん痛みが強くなりその痛みは、一定の間隔で繰り返し襲ってきます「これはちょっとおかしいかも」
2024年1月24日 17:01
「こんなお身体でたいへんですね」 長女と二人でお出かけができるようになりました。愛犬たっちくんのお散歩も車で近くの公園まで行きます。まず、車椅子の膝に娘を乗せて車まで連れていきますチャイルドシートは座席が高すぎて一人では乗せられないので使えませんでした。代わりに、大きなポケットのついたエプロンのような形のシートを見つけました。助手席にエプロンを付けて、穴が開いてるポケットに両足を
2024年2月4日 20:17
「エレベーターに足をはさんじゃった!」次女が産まれてしばらくしたころに、夫が仕事に行っている平日に、義姉が知人を連れて迎えにきて義母は以前住んでいた街へ帰っていきました。私は、娘二人の世話でなにも手伝えませんでしたので昼食にせめてもの気持ちで出前を頼みうな重をお出ししておもてなしをしました。けれど、義姉達の冷ややかな対応が今でも心を暗くさせます。おそらくは、「嫁に追い出された」
2024年2月7日 20:09
「ママー、おしっこでるぅ」 おっぱい、おむつ、洗濯、ごはん、買い物、片付け、長男犬の世話、家事に終わりはありません。世の中のお母さん達はどれほど頑張っているのでしょうか私は、とても一人ではできませんでした。実家の両親と妹が強力なサポーターになり、週に何度も出動してくれていました。実家が近ければよいのですが、車で片道40~50分はかかります。父は主に買い物に行ってくれました。洗濯物
2024年2月23日 17:24
「「当たって砕けろ」精神を心から後悔」今日は二女の年少組さんの遠足です一緒に動物園へ行きます。みんなはお母さんやお父さんと一緒にうれしそうにバスに乗りこんでいます。が、私は、バスには乗れません。いったいどのようにして動物園まで行ったのでしょうすっかり忘れてしまいましたどなたか付き添いのお父様にバスに乗せていただいたのかもしれませんもしかしたら、自分の車に娘を乗せてバスの後をつ
2024年2月24日 21:26
「まんまと、作戦成功です」♪おかあさんたち、みてみてきょうはうれしいうれしいそつえんしき~♪ 毎日、長女が卒園式の歌の練習をしています私はそれを聞きながらいつも必ず涙ぐんでしまうのでみんなに気づかれないようにごまかすのが大変でした。 ♪こんなにおおきくなりました、もうすぐいちねんせい♪ ♪ほんとにこんなに大きくなって、入園した頃思い出す♪小さかったあなたが、もうすぐ一年生♪
2024年2月29日 13:15
「がん細胞は出ませんでした」落ち着かない1週間を過ごし、再び大学病院へ「たしかに影が写っていますが、これが悪いものかどうかは組織を調べてみないとわかりません」「形があまりよくないので、ちょっと気になりますね」「胸に針を刺して組織をとる検査をしたほういいと思います」モニターの画像を見ながら先生から説明がありました。 「そうですか」「わかりました」心のどこかで「大丈夫ですよ」「
2024年3月6日 19:55
「負けてたまるか」夫が仕事から帰宅後、二人で病院に行き、詳しい手術の内容を聞きました。 「がん細胞がどこまで広がっているかは、手術によってしかわからないので、手術中に、切り取った部分をその都度検査にまわして確認しながら進めます」と医師は説明しました。「しこりの部分とその周囲を切り取りつつ、なるべく温存できる予定ですが」とも話しました。「がん細胞が広い範囲に散っていたら、乳房を全て摘
2024年3月12日 13:48
「何もできないから、夕ご飯何か買ってきて」順調に回復し、いよいよ退院の日がやってきました定期的な通院や投薬は必要ですが再発や転移の不安はすごくありますが考えていても仕方ありません 「家に帰れる」「また普通の暮らしができる」夫に、娘たちに、両親に、妹に主治医の先生に、大学病院の皆さんに心から感謝して普通の日常へ戻れます「ただいま!」幸せがいっぱいです とは言っても、体
2024年3月15日 20:03
「これは、ちょっとやばいかも」 春休みには母と娘たちと私の運転でドライブ小旅行、GWには一度大渋滞にはまって懲りてからは近くの公園でピクニック、この頃の二女の作文には「ちっぽけな木の下でお弁当を食べました」と書かれていて、担任の先生に褒められました夏休みの家族旅行、秋の運動会、毎年恒例、軽井沢の紅葉、クリスマスのディズニー、お正月の集まり、バレンタインのチョコ作り・・・どの季
2024年3月19日 22:06
「はい、お電話ありがとうございます」 数日後、教えて頂いたコインパーキングに車を停めて、近くのビルに入っていきました。入り口の段差にはスロープがかけてあり、エレベーターに乗って一人で現場までたどり着くことができました。ドアを開けると一段段差がありましたが、そこにもスロープがありました担当者の方のお話では、数か月後にほかの場所で新しくコールセンターをオープン予定で、オペレーターを大量募