詩「切り株の中で」
眩い光の中で生命は生まれた
大きな切り株を
宿木にして
(切り株の中 か細い緑の芽が揺れた。)
もう
何度目かの朝日を見た
頭上で
鳥が毎日旅をし
風が様々な種子を運んだ
生き物達の足音を聞き
蝉は突然鳴き止んだ
その代わり
蜻蛉が空を飛んだ
大きな風が
大地を揺らし
黒い雲が空を覆うのを見た
いつの間にか
動物達が姿を消した
遠くで稲光が走った
今
この瞬間も
切り株の中
生命は光る
か細い茎が根を繋ぎ
ただ
困難な
今を生きる
猛烈に吹く風の中で
眩い光の中で生命は生まれた
大きな切り株を
宿木にして
(切り株の中 か細い緑の芽が揺れた。)
もう
何度目かの朝日を見た
頭上で
鳥が毎日旅をし
風が様々な種子を運んだ
生き物達の足音を聞き
蝉は突然鳴き止んだ
その代わり
蜻蛉が空を飛んだ
大きな風が
大地を揺らし
黒い雲が空を覆うのを見た
いつの間にか
動物達が姿を消した
遠くで稲光が走った
今
この瞬間も
切り株の中
生命は光る
か細い茎が根を繋ぎ
ただ
困難な
今を生きる
猛烈に吹く風の中で