2021年3月の記事一覧
それがあたり前だからと言えるもの
いまは何かにつけて「理由」が必要になる。良いことでも、そうでないことでも。それもちゃんとロジックが通る理由じゃないと、人が納得しないことが多い。
ビジネスの文脈ではなおさらだ。なぜこの企画なのか、この仕様になってるのはなぜなのか等々、そこに合理的な理由がないと話は進まない。
もちろん経済合理性がすべて駄目なわけではなく、それはそれでまったくなければないでおかしなことになる。でも、たまに「そこは
刺激は自分の内側にも満ちている
一念発起で上京した2012年。私は東京で初めてのセミナーを開催してへろへろになりながら恵比寿に向かっていた。それは東京で出会った同世代の友人が主催していた交流会で、女性起業家やフリーランスなど業界で活躍する威勢の良い女性たちが恵比寿のバーで集まって交流しようというもの。当時の私は僅かな人脈を辿って東京へやってきたものの、根っこは大阪市都島区の谷町線ユーザーだし、お金はないし、毎朝休まず経営学のブロ
もっとみる書いたって何になるのだろう?
人に嫌われたくない。家で脱毛をした。友達がいないなどと、私の頭の中を文字にしてネットに垂れ流して、一体何になるんだろう?
有名人でも何でもない、田舎に住む平凡な主婦の日記を世界に公開したところで、誰が読むんだろう?
ライターになってバリバリ稼ぎたい!というわけでもない。この世に私という人間が生きた証を!ベストセラー作家に俺はなる!とかいう野望を持ってるわけでもない。
なのに、書いてる。昔から
がんばれ、ニューヨーク。 / ニューヨーク非常事態宣言1年
この記事は、2月末にワニブックスNews Crunchに寄稿したものを、許可を得て転載させて頂き、改題、写真の追加を行ったものです。
https://wanibooks-newscrunch.com/articles/-/1693
〆切でもないとなかなか筆をとれない私なのですが、1年経ったところでこの1年の体験をまとめさせて頂く機会を頂き、ありがとうございました。
2020年という年を、アメ
"意識高い系" おんなともだち
「友達」に関する暗黙の校則というものは、12歳の春に突然設けられるらしい。
中学に入学すれば、女子はプリーツの入った紺色のスカートに、男子はカラーのついた黒い学ランに身を包む。そんなのは当たり前のことで、もちろん頭では知っていた。中学生は制服を着るものだ。けれどもその瞬間から世界が真っ二つに分かれ、暗黙の校則が生活を縛ることになるなんて、当時の私はちっとも知らなかった。
小学校時代は平和な