たった1回の挨拶で全てが変わった日
noteを書き始めてから、明日で2週間。本当に多くの方に読んでもらった。合計で2500PV、200を超えるスキを頂いた。有難い限りだ。
改めて軽く自己紹介をしておく。現役大学生のCraneです!学生しながら去年は週7で塾講師してました!今年も頑張ります!他にも、スタートアップの立ち上げに参加して、日本中の一流経営者にお会いしたり、自分の会社を持つために日々勉強しています。
さて、今日はタイトル道り、たった1回の挨拶で全てが変わった話をします。遡ること6年くらいかな。僕は中学校の卓球部に所属していました。国立大学付属中の進学校だったので、そんなに強くはなかった。
卓球の中学団体戦は6人で組む。だから3人強い人がいたら結構強いチームになる。ぼくはその中では、2,3番目。だけど、めちゃくちゃ卓球が好きで、毎日毎日卓球のことばかり考えていた。あまりにも好きすぎて、市内でも強い人が集まる卓球道場に通っていた。
練習は19時から。他の多くのメンバーは中学校の練習が終わってから開始ギリギリに道場にやってくる。しかし、僕は中学の部活が全く厳しくなかったので、学校が終わるとすぐに、卓球道場にむかった。
電車で40分。中学生にしては遠い距離だ。いつもの通り、学校が終わったその瞬間に電車に飛び乗って道場に向かう。だいたい練習開始の2時間前にはついていた。今考えると、迷惑な話だ(笑)。
道場につくとさっそく練習を始める。当時の僕の課題はドライブ。テニスや卓球経験者ならわかると思うが、一番の基本にして一番強烈な技だ。卓球のネットより低いボールに対して、強い回転をかけながら、スピードのある放物線上のボールをたたき込む。これが僕は出来なかった。中学1年生から練習して約2年。全くできなかった。今、思うとドライブなしでよく2年もどう戦っていたんだか。
さて、そんなこんなでドライブ練習をしていると。一人のお客さんがきた。道場の先生のお客さんだ。そこの道場は、卓球用品の販売もしていたので、ラケットでも買いに来たのだろう。僕は構わず練習を続けた。
しかし、どうだろう。そのおっちゃん、ずっとこっちを見ている。しかも単純に顔が怖い。かなり、人当たりが良く、人見知りとは無縁の僕だが、そのときばかりは怖かった。
その道場にお客さんが来るのはいつものこと。けど、そのおっちゃんはこっちを見ている。僕の心の中で会話が始まる。
「挨拶しろよ!お前得意だろ!」
「いや、いいよ怖いし」
道場の先生の顔色を伺うが、知らんぷり。さぁ、どうする。じっとしておけない僕の性格が功を奏した。
「こんには!」その一言だけ、ぶっきらぼうに投げかけた。
するとそのおっちゃんが、
「おう!先生、この子に少し指導していいですか?」と一言。
というわけで、僕はその怖いおっちゃんに教えてもらうことに。ところがどっこい、そのおっちゃん、実はTSPという会社の営業マン。TSPといえば、日本トップクラスの卓球メーカー。卓球をしている人ならみんな知っている、凄い会社だ。しかも、そのおっちゃん、全日本経験者という腕前。めちゃくちゃうまい。技術も教えるのも。
というわけで、そのおっちゃんに卓球を教わる僕。相性がよく、2年間できなかったドライブを遂に習得することになる。劇的に感覚がわかり、できるようになった瞬間だった。
おっちゃん改め、師匠が帰った後も、ドライブ練習を繰り替えし、その日の練習が終わるころには、見違えていた。道場の先生も「よかったな」と満足顔。ひょっとすると、僕が自分からそのおっちゃんに声をかけるか見ていたのかもしれない。
何やともあれ、ドライブを習得したことで、僕の実力はめきめきと伸びていった。チームでもエース。そして、相乗効果でチームメートの急成長。僕らのチームは、学校始まって以来の快進撃をとげる。
市総体準優勝 県大会第4位 九州大会ベスト8
その後、高校に進学しても、一年からレギュラーを勝ち取り、本当に楽しい部活動生活を送った。
いまでも思う。あの時の挨拶がなかったら、今の僕はないだろうと。
それ以来、僕は挨拶を本当に大事にしている。今、大人の世界、ビジネス世界に踏み込みつつある僕だが、一言で何かが変わることをしった僕に怖いものはない。
つい最近も、一言の挨拶からはじまって、東京の超ービッグな大手企業の人にお会いしたり、心から尊敬できる憧れの社長に出会うことができた。全てはあの一言からだ。
挨拶は僕の最大の武器だ。
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