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「成長」「やりがい」「共同体」が苦手な人だけに通じる本:『生殖記』#読書
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■概要
共同体から距離を置くマイノリティの主人公について、その主人公の生物的な機能が語り手となり、主人公の思考について解説していく形。
小説というより、著者の意見が強く押し出されたビジネス書のような感覚。
■気になったところ、共感したところ
人間は常にやることを探している
開始数ページでいきなりぶっささる文章。
要はやりがい・生きがいを求める
『人生は20代で決まる』を読み、20代が過ぎた結果 #読書
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かなりの煽りタイトルだが、プレゼンプラットフォームTEDの”Why 30 is not the new 20”(30代は昔の20代ではない)で知られるアメリカの心理学者による本。
20代前半で結婚・出産が当たり前だった親世代と比べ、女性の社会進出が進み、20代で結婚する人は親の時代の半分に減り、20代は自由な時間を持つようになった。
子供と自立し
人口減の正体とは:「居場所がない」人たち
■気になった点
・子育て支援は少子化対策にはならない
一人の母親が産む子どもの比率は現在と1980年代でほぼ変わらない。
出生数が減っているのは、子どもを産む対象である女性の絶対人口が減っているため。
・人口減少の理由
人口が減少する要因は少子化だけではなく、死亡数が出生数を上回ることも含まれる。
1951年~2011年まで、人口千対死亡率が10%だったことにより一気に世界一の超高齢国家に
閉塞感、行き詰まりへの共感:小山さんノート
■概要
「小山さん」と呼ばれた女性が遺した膨大な日記を有志メンバーによって文字起こし、抜粋した一冊
■感想
公園でのテント生活という厳しい環境の中でも、百円を拾った、喫茶に行った、等小山さんが小さなことに喜びを感じていたことが伝わってくる。
一方で、小山さんの鬱屈とした、どうにもできない閉塞感、同じことを繰り返していることへのやるせなさが全体を通して感じられる。
自分も数年前の日記を読んだとこ
[読書]心の病気ってなんだろう?
■概要
精神疾患の症状や患者の中で起こっていることについて中学生向けに書かれた本。
■気になった部分
〇統合失調症
主な症状は幻聴、妄想。思春期-青年期にかけて発症が多く、患者は「いい子」だった傾向が強い。
「いい子」であったことから主体的に何かできる、と言う感覚が少なく、主体的な自分がない、と感じるようになり、しっかりとした自分を見出そうと行動的になる。それが焦りにつながり、自律神経症状を発
[やりたいことリスト80]宗教に関する本を読む
海外旅行で教会とか行きながら、宗教について全く理解していないと思い、こちらを購入。
■印象に残った部分
・ユダヤ人でビジネスの成功者が多いのは、「学ぶことが大切」「時間当たりの成果を意識する」等の教えがユダヤ教にあるから。もう1点、キリスト教社会の中で差別されたことで、政治家や完了は目指せない代わりにビジネス・金融等で人生を切り開こうとしたから。
・「労働は辛い義務」という認識のカトリック→