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Hazuki(旧名:みそ)
2022年4月8日 16:09
1951年の春、私の祖父母は初めてデートに行った。結果有り金を使い果たし、二人で庭用噴水を抱えて帰ってくるとは知らずに。急に金を握らされ、街へ放り出された祖父祖父はまじめだ。 縄縫いやあんこづくりなどの地味な仕事をやり続け、婿養子として家を出る運命を、自分が三兄弟の末っ子である以上やむなしと受け入れた。そんな祖父は、21歳の時に急に縁談が決まる。相手はとんでもなく美
2022年2月22日 22:58
先日、「親離れできず苦しい私」を記事にしたところ予想以上の反響を頂いた。中でも、記事にコメント下さった方の言葉に考えさせられた。「毎日大切に過ごす」素敵な言葉。私も子どもができたら、喜んでそうするだろう。だけど、思い出の中の両親は決して「理想の親像」に適うときばかりではなかった。あの時、お父さんは、お母さんは、どういう気持ちだったんだろう。会社の慰労会で飲みすぎて、娘の7歳の誕生
2022年2月27日 22:04
見ていて飽きない人がいる。妹だ。妹は私が10歳の時に生まれた。当時8歳だった弟と一緒に「なんだこいつ」扱いをしていた。分厚いバスタオルの上で左右ゴロゴロころがってるだけのこのもちもちが、いつかは喋って、歩いて、意見を言うようになる?うそつけ!そんな感じでいた。今年、妹は15歳になる。気ままなお菓子職人のとき妹は、10歳の時からつけている「秘伝のレシピ」ノートをもっている。
2022年3月2日 21:47
5日前、鏡を見て驚いた。左ほほに細かな点々。シミだ。右手の親指はストレスでさかむけている。そのさかむけを触るから目も当てられない惨状になっている。もうだめだ!やめやめ全部やめ。もう好きにしよう。迷惑かけて生きてこ。このどん底状態から戻るまで、私は何もしないことにした。滅茶苦茶疲れてるとこの「何もしない」ことすら浮かばないけどね。全て親任せお母さんのごはんとてもおいしい。一汁
2022年2月20日 19:04
久しぶりに実家に帰って、たまたまお父さん、お母さん、私の三人で出かけた。きっかけは、私が「猫さわりたい」とつぶやいたこと。2つ隣の市の道の駅に猫がいるらしいよ。風強いけど行ってみようよ。せっかくの休日なんだから、とお父さんが外出に乗り気になった。お母さんも行くという。試験勉強中の妹は家に残ることになった。行くのはお父さんとお母さんと私だけ。思えば、21年前に弟が生まれてから、