シェア
さくら
2024年9月1日 15:05
大丈夫守られているんだから心の中にいる不安そうにしている私に「心配しなくていいんだよ」って声をかける大きな流れにあらがうことなく身をゆだねていれば私は私の人生を歩むことができる過去の悲しみも未来への不安も手放して思いきり息を吸える今に心をゆだねる
2024年8月29日 16:28
降り続く雨湿った空気気怠く眠たい午後にあの時の自分を思い出す空っぽでいつも心の中で「助けて」って叫んでいた自分よく頑張ったねもう全部終わったんだから良いんだよそう声をかけて私はあの時の自分を抱き寄せて髪を撫でるそうかもう大丈夫なんだねあの時の自分が微笑んた夢とも現実ともつかないあの時の自分とのひととき外は相変わらずの雨私は湿った空
2024年8月25日 17:28
熱気でむせかえるような夏の日に私はあなたと出会いましたアンスリウム花言葉は「恋にもだえる心」花桶の中のあなたはスッと背筋を伸ばし何かを耐えるように上を向いていましたもしかしたら あなたは言葉にできない恋焦がれる感情をその燃えるように赤い衣で隠して立っていたのかもしれません帰り際私はあなたと目があったような気がしましたあなたはほんの一瞬かなしそうな顔を見せ
2024年8月22日 17:10
地を震わせるように轟く雷鳴篠つく雨それでもあなたは謳うことを止めない少し雨宿りすれば良いのにそう思ったのだけどああ、そうかあなたには時間がないのねあなたは雷鳴にも負けない声で謳い続ける命の足跡を残すかのように空に向かって謳い続ける
2024年8月21日 17:35
秋を思わせる風の中にあなたのにおいを感じました。わたしの思い出のなかのあなたは「ボクをみてみて!」ってときどき笑顔でふりかえりわたしの前を楽しそうに歩いています。でもね乾いた冬の風のなかもあまい香りの春の風のなかも湿った夏のかぜのなかもいつだってあなたはそばにいてくれるんだよね。そう思いながら青い空を見上げました。