chako330books

2022.4からchako330booksとしてオンラインのみのブックショップをopenしました。 https://www.chako330books.com こちらでは本の紹介及び映画、展覧会などの感想を書いています。

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最近の記事

絵本 迷子の魂

とてもいい絵本だなぁと思います。 魂がなくても、人はそれなりに生きていける。 けれど、ある日、動けなくなる。 それはまるで鬱病のようだなぁ、とも思いつつ。 自分の本当は今何をしたいのか、を、無視し続けるとそうなるように。 男はずっと待ち続ける。 何をしたいかわからなくなってしまった自分を。 ずっとずっと。 自分の本当の有り様が魂と呼ばれるものであるのなら、きっと、何もしないでただ意味なく過ごす魂もあるんだろうな、とか。 きっと、意味を持たせようとし過ぎるから、魂というものが

    • 映画 リトル・ワンダーズ

      触れ込みに『グーニーズ』。 観てみるか、で、期待せずに観てきたらよかったです。 いや、めちゃくちゃ悪ガキやな。 そもそもの動機が、まぁ子供らしいと言えば子供らしい。 自分の子供時代も親にバレなかっただけで、それなりに悪いことしてたな、、、とか、思いつつ。けど、それは犯罪だよ、。とも思いつつ。 主人公3人のうちのアリスがめっちゃ絵になる。 着ているTシャツがまずいい。 売ってないのかな、って思ったけれど、通常の映画のチラシバージョンしかないのかな。けれど、それもショップでは売

      • 公式図録 つながる私(アイ)

        図録を買いに行ってきたと言ってもいいでしょう。 二度目の展覧会を見たのち、図録買いました。 重量感!買って損はなし!!というくらい、過去作品も載っているので、とても見応えがあります。 会場か、このサイトでしか購入できないようです。 黒い糸、赤い糸、白い糸、についてもインタビューの中で触れられていたり。 ここからは個人的な意見なんですが、 人って生まれた時はやっぱ黒だったのかな、って。 無垢な存在、内に何を秘めているのかわからない状態、って案外白じゃなくって黒なんじゃないか、

        • 絵本 個性的な人

          絵本の可能性を感じます。 いや、正直、不可解な、引っ掛かりの含みのある絵本だなぁ、という印象です。 それが今の不可視化な時代でもあるのかな。 これを出版してしまうのもどっこいしょがいるけれど、やっぱり前作で賞を取っている作家さんだからか、それだと強いのかな。 大人のための絵本、と言ってしまえばそうかもだけれど、私はぜひ子供達にも読んでほしいな、と思います。 そうして、その、よくわからないもの、よくわからない感覚、を大事にしてほしい。 わからない、ってとても大事なことだと思う

          映画"THEE MOVIE" ― LAST HEAVEN 031011

          *この映画の感想は、もう個人的な心の整理のために書きました* 先日、観てきました。 これ、公開当初は観に行かなかったんですよね。 ラストライブのDVD持ってたし。 今回、観に行こうと思ったのは、今なら行けるな観れるな、って思ったから。 2009年はまだ2003年の傷を振り返る余地はなかった。というのかな。 というのも、ミッシェルが好きではあったものの加速的に人気が爆発し、どんどんヘビーになってったり、ファンの小競り合いというか、なんかそういうのを感じちゃって、ちょうど、自

          映画"THEE MOVIE" ― LAST HEAVEN 031011

          絵本 わたしはかわいいマヌルネコ

          あることがきっかけでマヌルネコが好きになり、ついつい買った絵本です。 なるほどなるほど、自然界でのマヌルネコが垣間見える絵本です。 ちょっと生意気そうな顔しつつも、可愛げがある。 実際のマヌルネコを今年神戸で初めて見たのですが、お子ちゃまお披露目から間もなかったこともあり、ちらっと、本当にちらっとしか見れませんでした、隙間から。しかも駆け抜けていくところ。案外小さいのかな?と思いつつ。 しかし、その前、実物を見る前から好きでした。 というのも、昨年だったかな、娘と訪れた上野

          絵本 わたしはかわいいマヌルネコ

          絵本 チョコレートのおみやげ

          積読の中から、今日はこれ、と、ようやく読んだ本です。 ゆきちゃんの気持ちわかる!とてもわかるよ!!! 私は、お話は断然ハッピーエンド派です。バッドエンドだと三日は引きずっちゃう。 とても素敵なお話。 こういう流れも好きなんですよね。 そこに、植田真さんの絵。 が、またいい!! 私が植田さんを知ったのは、忘れもしない、いしいしんじさんのぶらんこ乗り。 だと思うのですが、あれ、検索しても出てこないな、、、確かそうだったはず、。 まぁ、いしいしんじさんきっかけで好きになった絵描き

          絵本 チョコレートのおみやげ

          展覧会 塩田千春 つながる私(アイ)

          観てきました。 まずは、解説なしで、ただ感じに行ってほしいですね。 これは、インスタレーション作品に対して、先入観なしに、何もない状態で触れて何を感じたのか、というのが、とても大事な経験だと私は思うからです。 というのも、今回観終わってから、図録がまだ発売されておらず、10月末頃になるということで、SNSフォローしとこかな、って思って、フォローしたんですが、そこに書いちゃってんですよね。こういった作品です、って。 なんか、すごい勿体無いなぁ、って思いました。 行く前にこれを

          展覧会 塩田千春 つながる私(アイ)

          映画 ビートルジュースビートルジュース

          観てきました。 面白い! バートン監督の映画を映画館で観るのはめちゃんこ久しぶりかも。 アリス以来なので14年?ぶり。 いや、もう、衰えないというか、、、さすがです!! てか、そうか、1985年公開『ビートルジュース』の続編なんですね。 今、監督の来歴を見返してて知りました。 だから2回繰り返すのか。 けれど、前作知らなくても楽しめました◎ この映画の世界観だと死後においても2段階に分かれてんのかなぁ、とか。思いつつも、面白かったけれどちょっぴり切なかったりするのは、やっぱ

          映画 ビートルジュースビートルジュース

          絵本 Alice in wonderland

          絵本だけれど洋書だけれど、ほぼ言葉のない絵本。 たまたま見つけて衝動買いしたものです。 装丁とかとてもいい。 けれど、これは!アニメーションで見てみたいかも!!!ぜひ!!! と思わせてくれる絵本ですね。 作者は絵だけの絵本というの?なんでしたっけ、そういうのん。。。もう、言葉を忘れていくのんどうにかしなくては、と思いつつ。 この絵本が有名かなとは思いますが、とても好きな作家さんです。 今までなんで紹介してこなかったのかな。と思うくらいに。 言葉がない分、絵で垣間見えるジェ

          絵本 Alice in wonderland

          絵本 あーちゃんはなかよし

          他の本を購入する際に、あわせて何か絵本ないかな、で探したときに見つけた絵本です。 めちゃんこかわいい・・・。 大人の私でも思わずニコニコしちゃうような絵本です。 しかし、これ、月刊誌なのですね。 今の今まで知らなかった、。 たまたま見つけてラッキーでした。 もし、手に取る機会があればぜひお勧めしたいです◎ 中身はもうとにかく、ニコニコ!笑 ニコニコしたくなったときにぜひどうぞ。 ********************* ようやく涼しくなってきましたね。 頭の切り替え

          絵本 あーちゃんはなかよし

          絵本 ヨッケリなしをとっといで

          サイズ感に惹かれて手に取った絵本です。 長細いんですよね。 そして、それに添って描かれています。 スイスの童歌から、ということで、その歌詞に合わせて絵とサイズ感が決まったのかなぁ、と。 内容はシンプル。 発行が2000年だったので、最近の絵本作家さん?それにしては。。。と思っていたけれど、そりゃそうだ、その年代の方ですよね。 今って、まぁある程度決められたサイズしか出てこないけれど、やっぱりこういうサイズもあったらまた楽しくって表現にも幅が出るんだろうなぁ、と思いました。

          絵本 ヨッケリなしをとっといで

          絵本 ぼくがまもってあげるね

          めちゃんこかわいい絵本です。 守るはずが守られている。 ありがちですが、めちゃんこかわいい! 平気なフリして気づかないフリして強がるけれど、それをクマはちゃんと察してる。その強がりをツッコミもせず、そっと隣に寄り添いながら、必要な時に手を差し伸べてあげる。 こんな存在いたら最高やねぇ、と。 読みながら思っちゃいました。 けれど、ぬいぐるみって案外そんな存在だったりするのかもしれませんね。 抱っこしてるだけで落ち着いたり、癒されたり。 ちょっとささぐれだった心に、ふふっと笑え

          絵本 ぼくがまもってあげるね

          映画 ルックバック

          前から見たいなぁとぼんやり思ってた映画、タイミングがあったので行ってきました。 上映時間は1時間余り、しかも死が出てくるのか。。。から、ちょっと二の足踏んでたのもあります。 が、見た感想は、うーん、なんだろう、年を重ねたから、かもしれない、これを10代20代で見てたらもう少し引きずられたかもしれない。 けれど、大事な人をもうすでに失った年齢になると、藤野を抱きしめたくなるし、頑張れ、ってその背中にただ思う。 さらに、京本の死が彼女にどう影響していくかはわからないけれど、作品

          映画 ルックバック

          絵本 ひとりぼっち

          昔持ってたな、って懐かしくなり手に取った絵本です。 引っ越しを重ねるうちに多分売ってしまった絵本ですが、今読んでもいいな、って思います。 集団が避けられない学生時代、私はこういうひとりぼっちの心境に陥ることが多かったです。 一人でいる時もほっとする時もあればとても寂しくなることもあったりで。 自分は常にひとりぼっちという孤独感をずっと持っていました。 この絵本を持っているときは、特に強かったんじゃないかな、その気持ちが。 けれど、そう、そのポッカリと空いた穴に潜ってもがいて

          絵本 ひとりぼっち

          絵本 きいろいカラス

          先日紹介した絵本を購入する際に、なんとなく気になったこちらもポチっと購入。 読んでみたら、とても良い絵本でした。 内容はよくある系かもしれませんが、コロナ禍を通して、という後書きの一文で、やはり、あの時期を通過した人たちにとっては染み入るものがあるのでは、と思います。 手紙、っていうアナログ、ある意味原始的なツールですけれど、結局、それが衰退してしまうと、本当の意味での交流がなくなるのでは、と思います。 著者も書いてられる通り、手紙だと言葉を大事にしますよね。 そうして、自

          絵本 きいろいカラス