絵本 個性的な人
絵本の可能性を感じます。
2024.11.28
大幅に書き直し。
前は実はちゃんと読んでなかったんだな、って改めて読んで。
実はタチ読みだったんですよね。
改めて手に取ると、見開きあるじゃん、重要じゃん。びっくり。
そりゃ薄っぺらい感想しか書けてないわけだな。
なので改めて。
今の社会への警鐘というか不気味さというか。
ネット社会に消耗されていく人、自分を見失っていく、そうして対策を講じてこれで大丈夫、と思っても、すれ違った一人の娘の「すぐに慣れるわ」という言葉が意味する通り、きっと、また消耗していくんだろう。
そう思わざるを得ない、不気味さとこの世界のリアルさをどこに置くのか。
今回の兵庫知事選でもそうですが、何が信用に値するのか、自分をまず持っておかないと、あっという間に流されかき消されてしまうな、という、危機感を強く感じます。
正直、兵庫県民だからこそわかることもあるだろうし。
中に入らないとわからない、情報の錯綜が著しい、その中で、自分の意思はどこへ置くべきなのか。
不穏な空気で終わってしまいますが、結局SNS、しいてはメディアまでも虚構を煽るようになってしまったんだな、ということ。
まぁ元々そういう素質があるのか、だからこそ政府も利用してきたんだろうし。
けれど、一方通行でなくなった今、あらゆる方向から投げかけられるものに、やはり自分の土台がしっかりしてないと、とは強く思います。
土台。
肌感覚。そういったものを大事にしたいですね。
で、間違っていたと思っても、その時の自分を悔んだとしても、柔軟に思考を変えていく。
話それましたね。
とりあえず、うん、絵本自体は不穏で終わってしまうので。
その先を考えずにはおれませんでした。
思春期の子供と、その先について話し合うとかも面白いかもしれません。
問題を投げかけている絵本ですね。
作りはとてもいい!間がやっぱりうまく使われています。
間があるからこそ、その不穏さが伝わってくる、無言の圧というかな。
そういう力がある絵本ですね。
小学校高学年の課題図書とかになってもいいのにな。
絵にある黒い点が、ブラックホールのようですね。
底なし。