絵本 個性的な人
絵本の可能性を感じます。
いや、正直、不可解な、引っ掛かりの含みのある絵本だなぁ、という印象です。
それが今の不可視化な時代でもあるのかな。
これを出版してしまうのもどっこいしょがいるけれど、やっぱり前作で賞を取っている作家さんだからか、それだと強いのかな。
大人のための絵本、と言ってしまえばそうかもだけれど、私はぜひ子供達にも読んでほしいな、と思います。
そうして、その、よくわからないもの、よくわからない感覚、を大事にしてほしい。
わからない、ってとても大事なことだと思うんです。
けれど、確かにそれに触れたという事実はどこかに残る。
それが後々なにかにつながるかもしれないし、つながらないかもしれない。
また大人になってから読み返したときに、何か気づくかもしれない。けれど、やっぱりわかんないな、で終わるかもしれない。
そうして、人生に何度か手に取る絵本。
そういったわかりにくものがあることって、結構大事なんじゃないか、とか。
先日、観てきた塩田千春さんの作品も、初めて観たヨコトリの作品が、なぜか今とても残ってることに気づいたりしてます。
もちろん、今の作品との対比があるからこそなんですが。
この絵本にも、人によっては、そんな可能性があるかもしれないしないかもしれない。アート寄りの絵本と言えるのかもしれませんね。
「すぐに慣れるわ」
この言葉がやけに残ります。
読んでみてほしい絵本です。
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ようやく秋めいてきましたが、夏が長すぎたのか、体調が悪い日が多かったりで。
おまけに11月は人生においてとても大切な二人が亡くなった月なんですよね。
おまけにおまけに、今朝、去年の秋祭りきっかけで飼い始めた金魚が亡くなってしまいました。朝から娘が泣きました。私が面倒みるばかりだったので、そんな感情はないだろうと思ってたから、びっくりと同時に、少しホッとした気持ちもあります。命の大切さ儚さを教えてくれる存在は大事ですね。
11月も侮るなかれ。
それでも少しずつ前に。
ぼちぼち進んでいけたらと思います。
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