【life/エッセイ②】わたしの未来予想図
自分が歩んでいきたいと思い描いている「人生の予想図」が、漠然とはしているが、いつもわたしの頭の中にはあった。
つまり、かなり未来思考だった。
そして、自分で想像してはみるものの、様々な要因でだんだんと理想とかけ離れていってしまうことに、心がぽっかり空いて、空洞になりかけてしまうこともあった。
でもふと、「いま」という瞬間を大切に生きている人々と旅先で出会い、わたしの価値観が変化していった。
そう、だからこそ、将来のことばかりを考えるのではなく、「いま」という時間も精一杯生きていきたいと。
だって、思いもよらない素敵なことが待っているかもしれないから。
そうして、わたしの中に埋め込まれていた人生の羅針盤は、今自由に動いている。