ごめんね爺ちゃん!
今日もポリドルフィンさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
「ごめんね爺ちゃん」とあるけれど、これどういう意味?
実は、ボクの死んだ爺ちゃんが 生前に「君が代の「君」とは「あなた」って意味だよ」と言っていたんだ。
で、若い頃のポリドルフィンさんは?
「君」なんて、天皇に決まってるじゃないか!だって君主の君なんだからさーってバカにした。
学校でも、「君」は「天皇」だと教えてるところあるよね。
うちの爺さんは、二つの学校の校長を歴任し、勲章までもらったエライ爺さんだった。
その人の言ってたことをバカにしてたんだね。
でも、なんとなーく、やっぱり「あなた」なんじゃないかと思い始めていた。
でも、君が代の歴史については、知らなかったんでしょ?
どっかの本で、江戸時代以前からずっと歌われてきた、って読んだからかな・・・。ちょっと覚えてない。
で、今回、爺さんに謝ったということは?
君が代の歴史をちゃんと学んだからだよ。爺さんは正しかった。「私の敬愛する人」、つまり、「あなた」で良かったんだ。
ふーん、どんな経緯で、そんなの学んだの?
まず、茂木誠さんの「「保守」って何?」読んでて、近代保守思想の父、エドマンド・バークに滅茶苦茶興味もってねー。
ふむー、エドマンド・バークねー。
で、彼の著書「フランス革命の省察」に興味もってねー。
で、読んだんだ。
なんか、たしか、Kindle Unlimitedが3ヶ月?99円だったので、契約して、「フランス革命の省察」を読んでたの。
そしたら?
初めのほうで、バークの、合法な王位継承は、国民の自由を守るんだ、って考え方を知ったわけ。
日本で、王位といったら・・・
天皇だよね。まあ、今は象徴だけどさ。でもこの象徴ってのも、よくわからんじゃん。
まあ、わからんね。
そこで、小林よしのり「天皇論」をひもといた。そこで、最初に取り上げられていたのが、「君が代」だったんだ。
なるほど。そこに君が代の歴史が書いてあったんだね。
でも、小林よしのりさん、味方も多いけど敵も多いわけじゃん。小林よしのりさんが嘘書いてるって言う人もいるくらいでさ。
それはわかるけど・・・。
まあ、そういう方もいるから、小林よしのりさん自ら書いている文章ではなく、小林よしのりさんが、高森明勅「天皇から読みとく日本」を引用している部分を簡単に書くね。
もう文章長くなってるから、あんまし書けないね。
実は、君が代の原歌は、古今和歌集の「賀歌(がのうた)」(長寿を祈る歌)のところに出てくる歌だったんだ。
天皇とは関係なかったわけね。
長寿を祝うだけの歌を天皇に結びつけるのは、だいぶ屁理屈だよね。そこでいう「わが君」は「私の敬愛する人」だったわけ。(本書18頁)
で、江戸時代まで、この賀歌がほとんど全国に広まって、民衆に歌われていたということだね。
そうだね。物ごいまでが歌っていたらしいからなー。普通にみんなに歌われていたんだよ。「私の敬愛する人の」長寿を祝う歌としてね。
それを明治政府が国歌にするんだね。
イギリス人が国歌を作るべきだと言ったから、大山巌が古い歌から選ぶべきだとして、自分がよく歌っていた「君が代」を選んだんだ。
じゃあ、やっぱりポリドルフィンさんのお爺さんは正しかったんだね。
そうだね。まあ、簡単に言ってしまえば、君=あなた、みたいなもんじゃん。よくわかった?
うん。よくわかったよ。しかし、国歌も歌えないようじゃ、外国人からバカにされるのに、歌わない人も多いよね。
小林よしのり自身、昔は歌ってなかったらしい。
ふーん。
実は、小林よしのりは「天皇論」の後、ちょっと自分の考えを変えちゃうんで、この初めの「天皇論」は古本では安いみたい。
ふーん、「新天皇論」「天皇論平成29年度版」と出すもんねー。
非常によいステータスの古書が、たったの66円で売られているので、よかったら、下のリンクを使ってはいかが。
ポリドルフィンさんには、ほとんどアフィリエイト料金発生しないんで、嫌がらないでね!
では、今日も対話、ありがとうございました。
こちらこそ!!(笑)