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【歴史乙女ゲーム】短編
◼背景:謁見の間 差分:夕◼
平家と源氏、両家が雑使の私を欲しいと法皇様に申し出た数日後。
私は法皇様と並んで座り、清盛様、義経様と向かいあっていた。
【ヒロイン】
(大変なことになってしまった。スマホを二人に見られたりしなければ......)
この三人にこれ以上現代の知識を教えたら、歴史が変わってしまう。
けれど平安時代で一人、やっていける自信はなかった。
【後白河法皇】
「ヒロイ
【美少女音楽ゲーム】短編
【日明】
「あーっ! 明日はついにーっ! 我が新生吹奏楽部の命運がかかった県大会かあ〜っ!」
【のあ】
「やめてください日明先輩。窓の外に向かって叫ぶなんて安いドラマみたいです。それに一二三副部長が 凍っています」
【日明】
「ん? ええっ、一二三息してないじゃん! 前日からこんなに緊張してどうすんだよ!」
【一二三】
「す、すみません......私......」
【のあ】
「日明先輩のせいで一二
【女性向け】シチュエーションCD風
おひとりさま
あ……おとりさまですか? いらっしゃい。
すみません、うち、あと30分で閉店なんですが。
……よかった。じゃあここにかけて。
ラストオーダー、本当は終わっちゃってるんだけど、お腹すいてます?
うん、じゃあお通し代わりに、何か作りますね。
お酒は何に、あ、はい、わかりました。
この時間だと、お仕事の帰りかなにかですかね?
お住まいはこの近く?
……僕、ですか?
【SFファンタジー】短編
サーベイの民
風の吹く方に、僕たちは旅をする。
春は東へ、夏は南へ、秋は西へ。
そして、冬はこの北の谷に帰ってくる。
遠い昔の言葉で、僕たちは遊牧民と呼ばれるらしい。
語原も、どうして旅をするのかも、知る者はいない。
生まれたとき、フォアにそう教えられるだけだ。
谷を見渡せる丘に立ち、僕はいつものように見えない底をのぞき込む。
と、聞き慣れた声が響きわたった。
兄「おーいキュウ! またそん
【恋愛系】添い寝ボイス②
ん……どうしたの、眠れない……?
いやなことでもあった?
……うん。……うん、そっか。
偉いね。俺(私)も頑張らなきゃな。
……え? 特別なことはしてない?
なに言ってるの、俺(私)は元気貰ってるから。
……ちょっと。
そうやって自分を卑下するの、よくないから。
……どうして? って……わかんない?
俺(私)は君のこと大切に思って、尊敬してる。
そんな君が君を否定したら、
俺(私)ってなんなの?
【恋愛系】添い寝ボイス①
Let’s pretend!
……う~ん……寝れないよぉ。
ねえねえ寝れる?
え? ……起きちゃった?
ごめぇん、だって眠れないんだもん。
……あ、どうしよう、え、怒っちゃった?
ごめん……私(僕)ってこういうとこ良くないよね。
君は知らないかもしれないけど、
普段はちゃんとしてるつもりなんだよ?
でも君の前だとつい、気が緩んじゃうっていうか。
……ほんと? ほんとにほんとに怒ってない?
――良