数学と自主性
来年妹が赤ちゃんを産む予定なので、どうやったら勉強が好きになってくれるかを考えている(気が早すぎる)。
数学が苦手な人は多い。
自分も高校の時、数学が苦手だった。「数学者って何を考えているんだろう?」と思って、数学者・岡潔の『春宵十話』というエッセイを読んだことがある。
「数学とは情緒でするもの。情緒とは一輪の花を美しいと思う心」と書いてあった。
ちょっと意味がわからなかった。
ただ、数学の問題を解くときに、
「こういう結論だったら美しいかもしれない」
という方向に鉛筆を走らせていたら、以前よりは少し解けるようになった気がした。
美的感覚は案外、数学の役に立つのかもしれない。
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数学は社会に出て働くときには役に立たないと感じる大人は多い。
でも実際は、応用したら役に立つ場面というのは沢山あるのだと思う。
例えば、この記事
で紹介した、「5種類のガチャコンプリートにかかるお金の期待値」問題なんかは、
高校で習う確率の分野だけど、
実際にガチャガチャをやるときにも使えるし、
金融商品を買う時に、目標とするリターンを得るにはどうポートフォリオを組めばいいかなどの検討にも使えそうだ。
というか、「役に立たない」なんていうのは幻想であって、むしろどんなことにも応用してやろう・どんな問題も攻略しようと思って考え抜くことが大事なのだ。
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結論、勉強を得意にしようと思ったら、「自主性」が大事なのかもしれない。
自発的に考える力があれば、極論だけど、参考書や問題集がなくても、教科書に書いてあることから応用を考えつくことができる。それがセンスだ。
ただ、脳死でルールに従うことを求める大人や学校は多い。
それなら、自分はできるだけ、姪または甥のことを無闇に子ども扱いせず、
「君はどう考えたの?」と対等な存在として意見を求めるようにしたいと思ったりなどした。
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