#加速主義
『闇の自己啓発』読んだぜ
衝動買いした『闇の自己啓発』さくっと読了。
本書は木澤佐登志氏が中心となって、江永泉氏のnoteで展開された読書会を、大量の注釈を付してまとめたものである。話題があっちにいったりこっちにったりする座談会では注釈は極めて重要である。
タイトルはもちろんニック・ランドの暗黒啓蒙からとったものである。というわけでトップバッターはニック・ランドの日本への紹介者である木澤佐登志氏の『ダークウェブ・アンダ
ニック・ランド「暗黒の啓蒙書」読了
やっと読んだぞ、新反動主義の啓蒙書「Dark Enlightenment」の邦訳「暗黒の啓蒙書」。
著者のニック・ランドとその系譜については木澤佐登志氏のブログに詳述されている。
衝撃的だったこのエントリーももう2年以上前なのか。時が経つのは早い。
新反動主義とはドゥルーズ=ガタリの脱領土化を極限まで推し進めて再領土化しないことで(右派もしくは無条件的)加速主義ともいわれる。中世の都市国家を
左派加速主義の書、ニック・スルニチェック&アレックス・ウィリアムズ『未来を発明する』
ドゥルーズ=ガタリの脱領土化を極端に押し進めるのが新反動主義だが、その一潮流である加速主義の書。加速主義もいろいろあるが本書は左派加速主義とよばれるものである。ながらく邦訳出る出る詐欺が続いている。
まず昨今のOccupy Wall Streetなどの左翼の運動をFolk politics(素朴政治)、個別的、即物的、具体的、局所的であると指摘し、一定の成果はあったもののネオリベラリズムに全く対