みち・街・道・路・途 使い分けできます?
人が集まり住まう都市と都市とを繋ぐ手段、また都市内を区切って交通の便を図ったものを ミチ といいます。前者は「街道」と呼ばれます。日本では都を中心とする統一的な交通路は、大化の改新の前後から奈良期にかけて確立しました。東海・北陸・東山・山陽・山陰・南海・西海の七道が成立し、駅の制度が整えられるにつれて、それぞれの道に沿った地方もミチと称することになりました。ミチノク(道の奥)などのミチの使い方はこれに当たります。
ミチのミは接頭語または発語といわれます。『神代紀』下に「可怜