「納豆の賞味期限」=納豆好きが語る熱き想い=「ナットウパワーの秘密」
健康志向の高まりとともに関心が高まっている納豆。
日本のみならず海外でも注目されるようになってきたようです!
保健的機能性があり滋養性にも優れていて、飽きがこない。こんな理由かもしれません。
納豆の起源
縄文後期(弥生)に稲作が始まってからという説が主流ですが、そのときに大豆栽培ができていたのかが不明で、まだはっきりしていません。
古事記日本書紀には豆(大豆)が登場するので、この頃には存在したと考えられます。
江戸中期以降の俳句には、納豆汁が季語として使われています。
納豆汁の季語を使った俳句
朱にめづる根来折敷や納豆汁/与謝蕪村
糟糠の妻が好みや納豆汁/高浜虚子
禅寺や丹田からき納豆汁/夏目漱石
我庵の暖炉開きや納豆汁/正岡子規
なつと汁雪のとびつく戻り舟/角川春樹
江戸から昭和にかけての文化人も好んでいたようです!
昭和初期までは、自宅で納豆を作る家も沢山ありました。 稲わらの上に煮た大豆を熱いまま置いて,上にわらをパラパラと置いて。 稲わらが身近にあったのです!
納豆の有効成分
ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼは酵素の一種で、粘りの元です。この成分は血液をサラサラにして血栓を溶かす働きがあります。動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防、中性脂肪を減らす効果が期待できます。
ポリアミン
ポリアミンは細胞の増殖や再生などに必要不可欠な成分です。活き活きとした感じや健康長寿に有効の可能性が大です。免疫細胞の衰え防止やダイエット効果もあると言われています。
レシチン
レシチンは脳の記憶や認知機能をサポートする働きがあります。認知症の予防を期待できる成分とも言われます。学習効果や記憶力UPさせる働きもあるようなので必須ですね。
納豆の底力
抗菌性
O157や病原性大腸菌,食中毒のビブリオ菌と納豆菌を一緒にシャーレの上で一対一で闘わせると,大体納豆菌が勝ちます。抗菌性物質は,大体たんぱく質の一種かペプチドです。特に「ジピコリン酸」がこの主な働きをしている考えられています。
熱耐性
納豆菌は熱に強く、熱湯に入れても死にません。大概の菌は高温に弱く死んでしまします。なので、それを食べると強く逞しい胃腸になるかもしれません!
ナットウキナーゼ(納豆のネバネバ部分に含まれるタンパク質分解酵素)は熱には弱いです。ただ、常温に戻した方がより活性化します!
また、ストロンチウム90やコバルトなどの放射性物質を体外に排出する作用がある。というデータも出てきました。納豆中の「ジピコリン酸」が金属イオンと結合する性質が強いためで、実際の動物実験でも実証されているようです。
食べ方のコツ
★ナットウキナーゼの効果を期待するなら、常温で夕食がオススメ!
ナットウキナーゼの効果は、食後8〜12時間持続するデータがあります。夜間から明け方に発生しやすい血栓の病気を予防する効果が期待できます。
★大豆と菌の組み合わせで、バランスのとれたパワーを期待するメニューは納豆汁!
味噌と豆腐と油揚げと納豆、他はお好みの具材で!これよく考えたら大豆と菌ですよね!高タンパクと自然界の有効菌がワンサカ! この組み合わせは大傑作ではありませんか !!
気になる賞味期限は?
おいしく食べることができる期限のことを賞味期限と言います。
メーカーの判断で決められています。
「おいしく食べる」は人それぞれ違うので、あやふやな定義で良いかと思います。参考程度に押さえて、自分で判断していきましょう!
個人的な話をします。更に発酵が進んだタイミングが美味しいと思います。
冷蔵庫保存の場合は、賞味期限表示の5日後ぐらいが好みです。
常温に出した場合は、半日から一日置いてさらに20回程度混ぜて粘りを出すのがが好みです。
納豆をそのまま放置すると,強烈なアンモニアが出てきて,ツーンとしてきます。
「ヤバイヤバイヤバイ」腐った?
違うのです。納豆菌が自己消化してアンモニアを出しているので,自己消化が終わりアンモニアが飛んでしまえば大丈夫なのです。
その後、冷蔵庫に入れておくとカリッカリッになるので、ミキサーにかけて粉納豆にすればとてもおいしくなりますよ! とても美味しいのでぜひ試してみてください
<ご注意>納豆菌は強いので自分にあった適量を考えてお召し上がり下さい!
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