「コンビニ人間」‐村田沙耶香さん
*6冊目* 文春文庫
村田沙耶香さんの作品
「コンビニ人間」
全然他人事とは思えなくて。
ずっと思っていた心の内を
代弁されたようで
すごく救われました。
大多数の人は
自分の理解出来ない事が起きた時
蓋をして見ないフリをするか
自分なりの解釈を加えて
理解出来る範囲内に収めてしまう。
だから"普通"って言葉に縛られて
"普通"の枠から外れた人は
途端に社会からも弾き出される。
じゃあ"普通"って何なんだろう。
仕事をしている人は偉い。って言う人は
仕事をしたくても出来ない人の
背景を考えた事あるのかな。
何が偉い、何がダメとかでは無くて
ただただ多数派と少数派に別れていて
多数派の方が正しいと思われがちなだけ。
私もこの本からしたら
少数派側の人間なんだろうな。
そしてそれを気にしている時点で
私自身が"普通"って言葉に
縛られてるんだろうなぁと。
ありのままが一番難しいけれど
私は私です。って言えるような
生き方をしたいなぁって
少しだけ思いました。
しっかりと自分を持っていれば
それだけで良いはず。
賛否両論がハッキリと別れそうだけど
この本に救われる人もいるんじゃないかな。
詳しい感想はブログに書いてます☻
https://book-diary.hatenablog.jp/