元・雑誌担当が「鉄道ジャーナル」の休刊に思うこと
驚きました。
1967年創刊の「鉄道ジャーナル」が、4月発売の6月号で休刊するようです。ウェブ版へ移行する予定はないとのこと。
雑誌担当の頃、平台に「鉄道ジャーナル」「鉄道ファン」「鉄道ピクトリアル」「鉄道ダイヤ情報」「鉄道模型趣味」「RM MODELS」「Rail Magazine」「とれいん」「N」などを毎月21日に積んでいました。「鉄おも!」は途中から幼年誌の棚へ移した記憶があります。当時は各々がかなりの数入っていて、けっこう売れていました。
いかにして限られたスペースを最大限に活用するか? どう置いたら見やすいか? ちょっとしたテトリスみたいなもので、並べ方に毎月頭を悩ませました。21日は「ダイヤモンドZAI」などのビジネス誌や「きょうの料理」に代表される生活系のNHKテキスト、さらに女性誌も発売されるので大変だったのを覚えています。
いまの職場では、鉄道誌の大半が面陳か棚差し。店の規模及び客層の違いを差し引いても(秋葉原&神保町の「書泉」では、おそらくいまも平積みのはず)胸に来るものがあります。
先日レジで某ビジネス誌を販売する際、以前よりも相当薄くなっていることに気づきました。にもかかわらず、値段は上がっている。雑誌全般がそうかもしれません。応援したい気持ちがあっても、これでは買う側もなかなか。。。
一方で「鉄道ジャーナル」を含む複数の鉄道誌を定期購読してくれる常連さんが、これまでに勤めたすべての書店にいたのも事実です。いまの職場にもいらっしゃいます。毎月ニコニコしながら買いに来る年配の方。休刊すると知ったらどう思うだろう? 言葉が出てきません。
時代の流れ。わかっているけど抗いたい。思考停止したくない。雑誌の売り上げを伸ばす方法、考えてみます。
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