「大型連休が嬉しくない」人もいる
私の手元にあるカレンダーも修正前のものでした。でもこれは業者を責められません。↑の記事に詳しい事情が書かれています。
たまに書店にも問い合わせが来ます。スイマセン我々にはどうすることもできません。コロナ禍で仕方ない部分もあったんでしょうが、こういう点からも現政権の国民の日常生活に対する姿勢が垣間見えます。
厳しいことを言わせてもらうと、総裁選の根回しよりもこっちを先に考える人がいなかったのかなと。
変更点をまとめると
1、「海の日」は7月19日(月)ではなく7月22日(木)
2、「スポーツの日」は10月11日(月)ではなく7月23日(金)
3、「山の日」は8月11日(水)ではなく8月8日(日)。
4、3に伴い、8月9日(月)が振替休日。
つまり7月に4連休、8月に3連休ができます。もちろん全ては「東京五輪」のため。いまの情勢だと無意味な変更に終わる可能性も捨てきれません。
連休が続くと雑誌の発売が前にずれこみ、荷物が激増します。ご存じない方が多いのですが、一般の書籍や雑誌は日曜祝日には発売されません。
カレンダー通りに休めない職種である書店員からすると、この種の大型連休を人為的に作られると「はあ」って感じです。客がたくさん来るだろう、と言われても給料の額は売り上げと無関係ですし。
数年前GWに10連休があり「休み疲れ」なんて声も出ていました。じゃあその休みを少し分けてくれ、と思いましたね。昨年も緊急事態宣言下で営業している書店がいくつもありましたし。
あと休んでも休まなくても電話で文句を言ってくる人がいました。何の決定権もない現場に当たらないで欲しかった。せめて本社とかテナント統括でしょう。言いやすいところに言うだけで満足するのは、税金を取りやすいところから取る政府のやり口と一緒です。
とりあえず再度延期して来年も同じ現象が起きるのは勘弁してください。