見出し画像

「非真面目にして非ストイック」&「続けたいから続ける」

「お前らはすぐ年齢で人を判断する」
「オレが毎日どんなモン食って、どんな練習をして、どういう生活を送っているか知りもしないで」

数年前、鈴木みのる選手がこんな趣旨のコメントをしていたのを思い出しました。

数字だけで決めつける見方に抗う気持ちは、最低時給で働く中年の非正規書店員である私にもあります。「オレが毎日どんな本を読んで、どんなことを学び、どういう考えを持って本屋に勤めているか知りもしないで」と。

だからといって努力を認められたいわけでもない。そもそも自分が努力しているとは思っていません。みのる選手も同じではないかと推測しています。なりたい自分になるために必要なことをやる。それだけ。

本を読む。気になることを調べ、考える。書店で働く。noteを書く。読書メーターにレビューを記す。すべてが地続きです。どれがメインで他は遊びみたいな分け方はしていません。いずれもメインであり、かつ遊びです。真面目でも不真面目でもない、いわば非真面目。

もうひとつ。学生時代から、しばしばストイックと評されます。買い被ってくれるのは嬉しいけど申し訳ない、私はまったく禁欲的ではありません。むしろやりたいことに特化した人生設計をワガママに選んでいる欲塗れな人間です。高い買い物や出世などには元々関心が乏しい。本当は欲しいのに我慢しているわけではないのです。

みのる選手はかつて「週刊プロレス」の選手名鑑で「マヨネーズを付けた鶏のから揚げ」を好きな食べ物に挙げていました。にもかかわらず、プロレスのためにいまみたいな食生活を貫く。これこそが本物のストイックです。

努力と感じず、息を吸って吐くように継続できる何か。そこに才能や適性が潜んでいる、かどうかはわかりません。でも続けたいから「読む、書く、売る」を続けていきます。

いいなと思ったら応援しよう!

Y2K☮
作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!