「自分が読みたい本」と「人生が変わる本」
書店員の仕事でいちばん楽しいのは「選書」です。ただ漫然と選ぶのではなく、そこには様々な目的や狙いがあります。
最近出たビジネス書をネットでチェックしていたところ「売れそうだな」と目に留まった一冊がありました。↓です。注文して棚に置くとさっそく動きました。「俺が会社を儲けさせた!」と内心ドヤ顔になる瞬間。これはこれでやりがいを感じます。
でも「売れそうな本」を探して注文するだけでは物足りないのもたしか。ではどうするか?
「他の大きな書店ではあまり置いていないけどウチの店にはあり、お客さんにも好評」そんな本を見つけていこうと考えました。そのために「自分が読みたいのになかなか買えない本」を数点、棚に面陳することにしました。オススメは↓です。
篠崎にある「読書のすすめ」の店主・清水克衛さんの著書です。noteでフォローしていただいて感激しています。「大衆(95%の人)になるな」「時の常識に流されず、本当のことを考えていこう」というメッセージが刺さりました。入荷したら買わせていただきます。
清水さんと初めてお会いしたのは、小林よしのりさんが主催する「ゴー宣道場」です。開始前に会場後方で本の販売をされていたのです。
よしりん先生のサイン本を買い求める方が多かったのですが、私は併売されていたある分厚い文庫に目が留まりました。気になる。でも難しそう。すると清水さんが一言「それは小林さんの愛読書」と。先生が読んでいるなら自分もと奮い立ち、意を決して購入しました。
ものすごい一冊でした。決して大げさではなく、読むと読まないとでは人生が変わります。まさに名著。それが↓です。
いいタイミングでこの本のことを思い出しました。少し前に「労働」と「仕事」の区別が曖昧になっていると反省したのです。一緒でしょ、と思いますよね? 違うんです。詳しくは↑に書かれています。興味のある方はぜひ。私もまた読みますのでご一緒にいかがですか?
あー楽しい! やっぱり私は本が好きだし本屋が好きです。