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(じぶん用)何度も読み返したい記事

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#散歩

ふらっと歩く日曜の朝

ふらっと歩く日曜の朝

昨日の朝、教会に寄りながら少し散歩した。
普段は行かない方向、線路沿いをぐるりと小一時間。

線路沿いの手つかずの空き地は野草の楽園だ。

大きな街路樹の下にはこちらも大好きなシラタマソウが。

パンデミックで行動制限のあったころに一度だけテイクアウトしたことのあるレストラン。
当時はかぼちゃプリンのような色だった壁が、すっきりしたブルーに塗り替えられていた。

頭上には青空が広がるものの、この季

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若葉のプリーツ

若葉のプリーツ

よいお天気で気温20℃前後という日が続いたせいか、草木が俄然元気だ。

昨日の土曜日は近所中で芝(うちは芝ではなくその他諸々勢。いわゆる雑草)を刈る音が聞こえていた。
あちらこちらに漂うソーセージを焼く匂いが、初夏の幕開けを告げているようだ。

さて、先週の森の散歩で、間伐作業の進められている一角を通った。

「材木」となってしまった幹から出ていた細い細い枝。折れかかっていたのを夫が持ち帰った。

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さて、今年の山の桜は

さて、今年の山の桜は

昨日の日曜日、昨年の5月↓にも記事にしている森のあの場所に、山の桜を見に行ってみた。

昨年はちょっと遅く、だいぶ散ってしまったあとだった。
ちょうどよい頃合いは、おそらくその10日前ぐらいだったはず。そしてその頃には、昨日のつぶやきにも載せた近所の八重桜が満開だった。

ということは、八重桜が見頃になっているいま行けばいいのではないか、と思ったわけだ。
土曜日の気温27℃からは若干下がったし、標

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快晴の雪原を歩く

快晴の雪原を歩く

土曜日は久々に文句なしの快晴。
日照時間=8時間という予報は当たった。

5年ぶりのドイツの冬となった息子も一緒に、車で雪のあるところへ向かった。

たくさんの人が通るが、雪が払われることなくこのまま残されているベンチというのがなんかいい。

午前中から出かける場合はだいたいおにぎりやサンドイッチなどを持って出かけることが多い。
でもこの日は朝のスタートが遅く、現地で調達しようということになってい

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霧氷の森散歩

霧氷の森散歩

氷点下の気温が続き、湿度が増した。
街から山の尾根を眺めると、上のほうがうっすらと白い。

日曜の午後、20分ほど車を走らせて冬化粧した森へ行ってみた。

雪は積もっておらず、地表に霜が降りているという感じ。滑らずに歩けたのはよかった。

林道沿いの小さな沢から道を横切る流れが凍り、枯れ葉が閉じ込められている。

初夏にはカモの親子の泳ぐ池も凍っていた。

歩いているうちに少し青空が見えてきた。

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賑わう街の通りのバイオリンとチェロのデュオ。

かなりの速さで歩きながら録っていますが、距離が空いても意外と弦の音は拾えるものですね。

道ゆく人の話し声や店から流れるBGM、自転車の音なども聞こえます。

普通の日曜日、普通の散歩

普通の日曜日、普通の散歩

土曜の夜遅くに雷雨があり、気温が下がった。
カラッと吹き渡る風がうれしい。午後になっても24℃の日曜日。絶好の散歩日和だ。
いつもの農地をぐるりと回ってきた。

そして住宅街に戻り、道端で見つけたこちら……

見れば見るほどよくできている。
上のかさを外すと……

そう、これは芥子(ポピー)の実。
あんパンに……と、つい思ってしまう。

帰ってブラックベリーのついたポロシャツを洗い(きれいに落ちま

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木の香りとまっすぐな道

木の香りとまっすぐな道

イノシシの保護区をのぞいたあと、近くの林を散策した。

ちょうど間伐の最中で、あちらこちらに切り倒された幹が積まれている。

伐採されたばかりらしく、あたりはフィトンチッド濃度が高そうだ。あーいい香り!
木の香りを大きく吸うと、からだも心も浄化されるように感じる。イノシシとの対話で傷めた鼻と喉にもよさそう。

この先もずっと左右に幹が積まれていた。

だいぶ歩いて、そろそろ帰りたいなと思うが、夫が

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あの日の "うりちゃん"

あの日の "うりちゃん"

休日の午後、車で15分ほどのところにあるイノシシの保護区に行ってみた。

通常、出産は春で、初夏にかけてかわいい「うりぼう」の姿が見られる。
ところが、一昨年は1月に雪の中で駆け回っている姿があった。(ヘッダー写真はその時のものです)

今年ももしかして…と期待したが、まだ生まれていないようだった。やはりあの年は特異だったらしい。

さて、この日はうりぼうだけでなく大人(?)たちも少なかった。

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森と雪原の日曜日

森と雪原の日曜日

年が明けてからも暖冬傾向の続いたドイツ。
1月半ばには少し気温が下がり、山間部ではまとまった雪になったというニュースが聞こえてきた。

これからまた徐々に気温が上がる予報の出る中、昨日の日曜日、今がチャンスと山へ行ってみた。

昼過ぎに到着。
まずは用意したおにぎりで腹ごしらえをし、京都で買ったドリップ煎茶で一服。

一帯はなだらかな傾斜の道がめぐらされており、クロスカントリーのコースにもなってい

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御所散歩と心地よい重さの幸せ

御所散歩と心地よい重さの幸せ

寒気が緩んで久々にプラスの気温になったが、これからクリスマスまではぐずついたお天気が続くらしい。

穏やかな晴れの日が多かった京都滞在の話に少し戻りたい。

その日は京都御所に赴いた。
入口で手荷物検査を受け、入門証を首からかけて順路に沿って進む。

入ったところからすでに時間の流れがゆっくりになるような、そしていつもの世界から少しずれるような感覚があった。
雰囲気にまったく不釣り合いな入門証のひ

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Trip|フィンランドでカフェ散歩 〈03. Konditoria Hopia〉

Trip|フィンランドでカフェ散歩 〈03. Konditoria Hopia〉

近頃のヘルシンキは、秋もすっかり深まり、連日の雨で落ちた色とりどりの枯れ葉たちが、カラフルな絨毯をつくって街に彩りを添えています。

貴重な秋晴れの空がどこまでも続くある日、短いフィンランドの秋が去ってしまう前にと、ヘルシンキ中央駅のすぐ裏、トーロ湾沿いのヘスペリア公園にお散歩に行きました。一面が黄色に染まるこの公園は、秋のお散歩にうってつけの場所です。

そこから西に真っ直ぐに伸びた、ヘスペリア

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王宮の二重らせん階段とガチョウのロースト

王宮の二重らせん階段とガチョウのロースト

グラーツ半日散歩の最終回。

娘の部屋へ荷物を運び終えると15時を過ぎていた。
天井の高い古い集合住宅がこのようにシェアハウスとして使われるケースが多いようだ。

大学周辺をまわり街の中心へ向かう途中、かつての皇帝フリードリヒ3世が住んだという王宮に立ち寄った。
わりと普通の建物に見えたが、やはりほとんどの部分が近年改築されたものらしく、現在は州知事公邸となっているようだ。

そんな中、一ヶ所だけ

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雨上がりの秋の森で

雨上がりの秋の森で

祝日だった月曜日、森へ行ってみた。

森のそばの牧場の近くにはりんごの木がたくさんある。

売り物として店に出すものではないらしいりんごがトラックに積まれていた。
ジュースになるのか、もしかしたら飼料になるのかもしれない。

もう少し晴れ間が広がるかと期待したものの、曇り空に逆戻り。湿度は高く服が湿ってくるほどだった。

何年かに一度、条件が整った時に大発生するきのこも、この日はこんな感じのをいく

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