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会社の仕事を作り直す方法(Chapter6-3)
3 ズレを“プロセス”から直す
今までの作業で、3つのズレを見つけました。
① 今やっているけど、やる必要のない仕事
② やらなければならないのに、やっていない仕事
③ “重み”の相違
そのズレは、仕事の流れ、つまり“プロセス”で直していきます。
“プロセス”の直し方の詳細は、それだけで小冊子になってしまうくらいのボリュームなので、また別の機会にお話しさせていただくとして、方向
会社の仕事を作り直す方法(Chapter6-2)
2 あるべき仕事と今やっている仕事を比較する
仕事と“本質”のズレを見るために、ファンクションを展開してできあがったあるべき仕事と、今やっている仕事を比較します。
比較をするために、今やっている仕事をリストアップします。そして、それぞれの仕事にかけている時間をアンケート調査します。(下図)
時間を調査する対象範囲は、会社全体や部門など、組織単位で設定してください。
それから、比較の準備をしま
会社の仕事を作り直す方法(Chapter6-1)
1 あるべき仕事を洗い出す
本来あるべき仕事は、「ビジョン(方針)」や「ミッション(使命や役割)」から展開します。
まず確認しなければならないのは、あなたの会社、あなたの部門に、「ビジョン(方針)」や「ミッション(使命や役割)」が明文化されているか、ということです。
通常では、経営方針を元に、事業部の事業方針や部門の部門方針が作られます。そして、部門方針と部門の業務分掌・職務分掌により、部門の
会社の仕事を作り直す方法(Chapter6)
■ ズレを直して「仕事の質」を上げる
Chapter5では、仕事を「ファンクション」「重み」「プロセス」の視点で捉えると、仕事と“本質”が一致している状態、つまり、「仕事の質」が高い状態が分かる、とお話ししました。
しかし、今の段階でズレているのかどうか、どうしたら分かるのでしょうか。もしズレているのなら、「ファンクション」「重み」「プロセス」の視点を利用してズレを直し、「仕事の質」を上げるこ
会社の仕事を作り直す方法(Chapter5-4)
4 仕事と“本質”が一致するとは
これまでに説明してきたファンクション、重み、プロセスは、全て「ビジョン(経営方針や事業方針)」や「ミッション(部門の使命や役割)」と関係しています。
そして、それらを起点にファンクション、重み、プロセスが作られていれば、仕事と“本質”は一致します。
しかし、関係があることは認識していても、どのように関連を持っているのか分かっている人はほとんどいません。そのこと
会社の仕事を作り直す方法(Chapter5-3)
3 プロセス − 仕事にはつながりがある
最後の視点は、プロセスです。
“ファンクション”で展開して出てきた「仕事」は、それぞれがバラバラに存在したり、別々に実行されるわけではありません。それらは、何らかの関連性を持ち、連続した「仕事」として実行されます。その「仕事」を手順に沿って、流れで表現したものが“プロセス”です。(図15)
実は“プロセス”は、「ビジョン(企業方針や経営方針)」を実現す
会社の仕事を作り直す方法(Chapter5-2)
2 重み − 仕事には重要度がある
“ファンクション”で展開することで、目的を達成するための「仕事」を洗い出すことができます。しかし、それらの「仕事」は、全て同じような力をかけてやらなければならないのでしょうか。
「時間がかかる仕事なのか」「時間のかからない仕事なのか」という意味ではありません。それは、結果としてそうなってしまっただけですからね。
ここで言いたいのは、「時間をかけるべき仕事なの
会社の仕事を作り直す方法(Chapter5-1)
1 ファンクション − 仕事には必ず目的がある
あなたのやっている仕事には、必ず、それをやる目的があります。目的のない仕事はありません。
「その“仕事”の目的は何ですか」
「何のために、その“仕事”をやるのですか」
必ず、その答えがあるはずです。
よく間違えるのが、「上司に言われたから」とか「マニュアルに載っているから」という“理由”を考えてしまうことです。
あなたが見つけなければなら
会社の仕事を作り直す方法(Chapter5)
■仕事は“機能”でつながっている
では、仕事と“本質”が一致するとはどういうことなのでしょうか。ビジョン(経営方針や事業方針)やミッション(部門の使命や役割)へ、仕事の方向がズレずに向かっている状態とは、どのような状態なのでしょうか。
そのために、仕事を次の視点で捉えてみましょう。
①. ファンクション
②. 重み
③. プロセス
この視点について、次の順番にお話ししていきます。
1
会社の仕事を作り直す方法(Chapter4-3)
2 一度作ったら変えない(Part2)
なぜ「仕事の本質」からズレるのか。
本項は、2回に分けたお話の2回目です。
前回もお話ししたように、そもそも、最初から“本質”に基づいて仕事が作られていないということは、ズレているかどうか以前の問題です。
しかし、一度は、“本質”に基づいて、ビジョン(方針)やミッション(使命や役割)に合わせて、仕事を作ったのだが、そのまま変えていない、という会社も相当多
会社の仕事を作り直す方法(Chapter4-2)
2 一度作ったら変えない(Part1)
なぜ「仕事の本質」からズレるのか。
本項は、2回に分けてお話しします。
そもそも、最初から“本質”に基づいて仕事が作られていないということは、ズレているかどうか以前の問題です。
しかし、一度は、“本質”に基づいて、ビジョン(方針)やミッション(使命や役割)に合わせて、仕事を作ったのだが、そのまま変えていない、という会社も相当多くあります。
昭和の高度成
会社の仕事を作り直す方法(Chapter4-1)
1 そもそも基本が出来ていない
なぜ「仕事の本質」からズレるのか。
それは、仕事そのものがきちんと作られていないことが考えられます。
ビジョン(経営方針や事業方針)やミッション(部門の使命や役割)が決められていないとか、“本質”に基づいて仕事や業務が作られていなければ、ズレというものが存在しません。
そもそも「仕事の質」なんて考えることも、議論することもできないのです。
(1)ビジョンやミッ
会社の仕事を作り直す方法(Chapter4)
■どうして仕事はズレるのか
仕事が“本質”からズレて「仕事の質」が下がると、会社の経営や事業への貢献度は低くなるし、あなたの働きがムダになってしまいます。もし、あなたが部下を持つマネージャーや管理職であれば、あなたの部下や社員をムダに働かせることにもなってしまいます。
しかし、そのズレは、なかなか気付きません。「日常」は、あなたにとって当たり前になってしまっているからです。
ですから、まずは、
会社の仕事を作り直す方法(Chapter3-4)
4 典型的な日本の企業はどうなっているのか
欧米諸国や中国で躍進をしている企業がありますが、「仕事の質」という面で、日本の企業との違いは何なのでしょうか。
少々、概念的な話になってしまいますが、その違いを、仕事の矢印で表現することができます。
躍進している企業を表現してみましょう。躍進している企業は、強いリーダーシップの元にビジョンやミッションを明確に打ち出しています。デジタルテクノロジーによ