小久保重信@プロジェクトディレクション

業務コンサルタント 【私は】 ・問題発生の構造を解明 、顧客ごとの提案資料 、企業の良さと標準化を両立 、やり方は無限 、プロジェクトの結果重視 【一般は】 ・問題指摘、犯人捜し 、提案資料を使いまわす 、効率化のために標準化 、自社のソリューション売り 、プロジェクトの進捗重視

小久保重信@プロジェクトディレクション

業務コンサルタント 【私は】 ・問題発生の構造を解明 、顧客ごとの提案資料 、企業の良さと標準化を両立 、やり方は無限 、プロジェクトの結果重視 【一般は】 ・問題指摘、犯人捜し 、提案資料を使いまわす 、効率化のために標準化 、自社のソリューション売り 、プロジェクトの進捗重視

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メールしましたよね?

製造業に限らず、企業で問題になっているのが 「メールが多くて見る時間がない」 「メールで伝えたのに伝わってない」 というようなコミュニケーションの問題です。 今は、メールだけでなく、LINEやChatWork、メッセンジャーなどのツールもあって、コミュニケーションの手段も選ぶことができます。 しかも、スマホやパソコンさえあれば、いつでも送ることができる。 これだけ情報の伝達手段が発達しているのに、上手く伝わらないのはどうしてなのでしょう。 ふと振り返ってみると、まだイン

    • 仕事のやり方をシンプルにしよう!

      仕事の効率化で「RPA」を導入されている企業も増えてきましたが、実際にRPAを使って、私がやっている作業をプログラムして気づいたことがあるのです。(RPAとは、パソコン上の仕事を自動でやってくれるツールです) RPAを使うには、自分がやっている作業を手順にする必要があります。それは、その手順に従って、プログラムを作るからです。 例えば、Excelを使った作業で言うと ・どのファイルのどのシートを開くのか ・どのセルを選んでコピーしてどのセルにペーストするのか ・ペーストし

      • なぜ、現場は変わろうとしないのか?

        コンサルティングで製造業の企業にお伺いし、「生産性を上げて売上と利益率を上げる」という目的に向かって改革活動を推進しています。 その企業の状況から、売上と利益率の向上のためにどうすればいいのかをメンバーと議論をしながら、「目指す姿」とそれぞれの部門で「これから取組んでいく内容」を、その企業の社員全員に知っていただきました。 いざ、各部門で改革の取組みを始める段になって、製造現場にいる社員の皆さんが取組みを始めようとしないのです。 現場も組立生産で忙しいし、納期も守らなけ

        • まとめて買うと安くなるんですか?

          クライアント企業の購買部門の皆さんとコストダウンの話しをすると、ほぼ間違いなく出てくるのが「ボリュームディスカウント」という言葉。 ボリュームディスカウントとは「たくさん買うから安くしてね」という、コストダウンの手法の一つです。 気をつけないといけないのは、どんな部品や材料、製品でも、一度にたくさん買えば安くなるわけじゃないということ。 ところで、あなたは、何故たくさん買うと安くなるのか知っていますか。 「お得意様だから」 「たくさん買ってくれるんだからオマケしてくれる

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        • プロジェクトディレクション【しくみ生産PJ】
          47本
        • 会社の仕事を作り直す方法
          24本

        記事

          小雪が舞う中での作業分析は辛い!

          あなたの身の回りでも、工事作業が行われているのを見ることがあると思います。そこで気になるのは、工事作業をしている人だけでなく、それを見ている人や待っている人が現場にいること。 仕事がら、そんな現場を見て、 「もっと少ない人数で工事ってできるんじゃないのかなぁ?」 「もっと短い時間で工事って終わるんじゃないのかなぁ?」 と思うこともちらほら。 そこで、作業効率向上のコンサルティングで北海道の工事会社にお伺いしていたことの話なのですが、まず最初に工事作業をしている人たちの作業

          小雪が舞う中での作業分析は辛い!

          タスクと”To Do”は何が違うの?

          コンサルティングをする上で、クライアント企業との言葉の定義は、意思の疎通やお互いの理解、行き違いや思い違いによるムダを無くすために、非常に重要なことです。 ところで、皆さんは「今日やること」をチェックリストにして、完了するごとにチェックすることってありませんか。 スマホでは「To Doリスト」「チェックリスト」「リマインダ―」など、さまざまなアプリもあります。 これらのアプリを使っていて気づくことがあるのですが、”やること”が「タスク」となっていたり、「To Do」となっ

          タスクと”To Do”は何が違うの?

          納期は間に合いますか?

          ある企業にコンサルティング提案をするために、その企業で起こっている問題をお聞きしたのですが、問題の一つに、 「納期通りに部品や材料が来ないことが増えてきた」 というお話しをお聞きしました。 「納期通りに来ない原因は分かっているのですか?」 と私から質問をすると、 「いやぁ、購入先で何が起てるかよく分からないけど、急に発注量が増えたんでそれが原因だと思っています」 と言われたので、 「じゃあ、納期を守ってもらうためにどんな対策をしていますか」 と更に質問をすると

          あなたが発する言葉の重み!

          コンサルティングで業務の改革をやるときに、一人ひとりがどんな業務にどれだけの時間を使っているのか時間分析をします。 まず、今やっている業務をリストアップしてもらったり、私が業務項目を追加したりして業務項目リストを作ります。 それを社員に配り、自分がその業務にかけている時間を記入してもらいます。 もし、自分がやっている業務が業務項目リストになければ書き加えてもらいます。 その後、業務リストを集めて分析するのですが、 「なんで こんな業務やってるの?」 「なんで こんなに

          その仕事、ムダになっていませんか?

          製造業の企業のコンサルティングを始めるときに、各部門の方々にどのような業務をやっているのかヒアリングをします。 だいたいの方は、自分のやっている仕事は分かるのですが、他の部門が何をやっているのか分からないことが多く、更に言えば、自分の部門の人たちが何をやっているのかも、分からないことがあります。 そのようなとき、一人ひとりヒアリングをしながら仕事の流れをつないでいって「業務フロー」を完成させます。 ところが、仕事の流れをつないでいくと、不思議なことが起きるのです。 それ

          その仕事、ムダになっていませんか?

          目的を見失っていませんか?

          製造業の企業のコンサルティングを始めるときに、社員から役員、社長までヒアリングをします。 今の仕事のやり方や問題だと思っていること、こう変えた方がいいというその人なりのアイデアを、ひと通りお聞きします。 そのときに、その企業で過去に改善して、”こうした””こう変えた”という取組みについてもお聞きします。 多くの企業では、既にいろいろな取組みをしてきています。 私にとっては、その取組みも踏まえて新たな改革活動を企画したいので、”こうした””こう変えた”という取組みについて

          時間になったので始めます!

          クライアント企業のコンサルティングでは、毎週、会合形式でディスカッションをします。 プロジェクト活動では、目的を達成するための課題がいくつかあるので、その課題を解決するための期日とスケジュールがあって、スケジュールに基づいて各会合で何を議論するのか議題を設定し、プロジェクトメンバーが集まって議論をしてアウトプットを出して行きます。 プロジェクト活動は、クライアント企業で体制を作りプロジェクトメンバーを選任します。 若手社員から部課長のベテラン社員まで、メンバーは幅広く選任

          部下に指示しても動かない!

          ある製造業の企業の部長から「部下に指示しても動かない」という相談がありました。 部長には、その理由が分からないようなのです。 更には、部長から呼ばれると「何か頼まれごとされるのではないか」「この忙しい時に時間がとられてしまう」と、みんな、部長に近よらないこともあるとか。 あなたも部長の立場であれ部下の立場であれ、そんな経験はありませんか。 部下の方々の話を聞いてみると、部長側にも要因があるようです。 その一つが『言動が一貫していないこと』 部長の立場から言えば、指示を

          ”調達”と”購買”って何が違うんですか?

          製造業の企業で、部品や材料を購入する組織の名前は何か知ってますか。 あなたの会社で当たり前のように使っている名前なので、他の会社でも同じ名前で呼ばれていると思われるかもしれませんが、 実は、 「購買部」 「資材部」 「調達部」 「資材調達部」 「資材購買部」 などなど、組織の名前は企業によって違います。 では、なぜその名前になっているか考えてみたことってありますか。 実は、組織のネーミングってすごく重要なことなんです。 例えば、先ほどの組織の名前に入っている「購買」と

          ”調達”と”購買”って何が違うんですか?

          知らないからですよ!

          ある製造業の工場長から相談を受けました。 最近、生産数が増えてきて、現場が対応しきれていない。現場の課長、係長に対策を検討させると、 「もっと人を補充して欲しい」 「もっと場所を増やして欲しい」 と言ってくる。 もっと他に対策の方法があるはずなのに、生産数が増えるといつも”人の補充”と”場所の増床”。これしか出てこない。 うちの課長や係長には何が足りないのかね。 はっきり言って、圧倒的に『知識』が不足しています! 例えば、 「生産数が増えた時に今と同じ人数と場所で納期を

          皆さんの仕事は役に立ってますか?(その2)

          10月21日の投稿で「皆さんの仕事は役に立ってますか?(その1)」をお話ししました。 今回は、その続きです。 何が書いてあったか忘れちゃったという方は ↓こちらをもう一度ご覧ください。 https://note.com/bizblocks/n/nfbca78343aa1 では、前回、私が社会人になって設計部門に配属され、開発プロジェクトのプロマネと設計を兼務することになったこと。そして、プロジェクトを滞りなく進めるために電話や会議に一日の大半を費やし、設計は残業時間にやる

          皆さんの仕事は役に立ってますか?(その2)

          必要とされているのはどっち?

          ある企業のコンサルティングで、部品のサプライヤーの方にヒアリングをすることになりました。 購入する部品の納期や品質を高めたり、価格を低減するためには、サプライヤーに「やれ!」と指示を出すだけでは限界にきているからです。 そこで、その企業とサプライヤーとの業務のつながりや情報のやり取りを知って、そこから問題を発見し、その企業とサプライヤーのお互いを見直すことで、まだまだやれることを見つけようという主旨です。 その企業のタスクマネージャーと一緒にその部品メーカを訪問して、サ

          必要とされているのはどっち?