会社の仕事を作り直す方法(Chapter6)

■ ズレを直して「仕事の質」を上げる

Chapter5では、仕事を「ファンクション」「重み」「プロセス」の視点で捉えると、仕事と“本質”が一致している状態、つまり、「仕事の質」が高い状態が分かる、とお話ししました。

しかし、今の段階でズレているのかどうか、どうしたら分かるのでしょうか。もしズレているのなら、「ファンクション」「重み」「プロセス」の視点を利用してズレを直し、「仕事の質」を上げることをしていきたい。そのためには、どうすれば良いのでしょうか。

ズレを直して「仕事の質」を上げるための基本的な手順は、次の通りです。

(1) 本来あるべき仕事を、「ビジョン(経営方針や事業方針)」「ミッション(部門の使命や役割)」から展開して、必要な仕事を全て洗い出す。
(2) あるべき仕事と今やっている仕事を比較する。(ズレが分かる)
(3) 比較結果から、ズレを“プロセス”から直していく。

すごく当たり前のことのように思いますが、やってみると、なかなか手間のかかる大仕事です。そのため、まず初めにガッチリとやる方法を説明し、次に簡易的に行う方法を説明します。

既に危機的な状態であったり、根本から見直す必要があるなら、ガッチリとやる方法でやらなければなりませんが、定期的にズレを発見して見直すのであれば、簡易的な方法でも十分に効果はあります。

(一度目は、考え方を理解して頂くために、最初から読んで下さい。二度目からは、簡易的な方法に飛んで頂いても構いません。)


1 あるべき仕事を洗い出す
2 あるべき仕事今やっている仕事を比較する
3 ズレを“プロセス”から直す
4 簡易的にズレを直す

つづく

このブログは、弊社発行の小冊子『社員力を100%活かすための 会社の仕事を作り直す方法』を再構成しています。

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