ソバはすごい
寒くなってくると、温かいお蕎麦が美味しく感じられる季節がやってきます。
ソバの栄養素について、今から、ややこしい話をしますね。。。
私たちの体を作るために必要な栄養素が、たんぱく質。
人の体で、たんぱく質は、そのままでは使えないから、小さく「アミノ酸」に分解して使います。
アミノ酸のなかでも、人の体に、特に必要なものを「必須アミノ酸」といいます。
この必須アミノ酸が、きちんと含まれている食べ物。
必須アミノ酸が、どれくらいそろっているかを、テストで評価するように、100点満点であらわした「アミノ酸スコア」というものがあります。
アミノ酸スコアが、100点満点の食べ物は、体に必要なアミノ酸が全部そろっていますよ、という意味です。
ソバ(粉)は、アミノ酸スコアが100点です!
ちなみに、ソバも、植物なので、種類があります。
韃靼(だったん)ソバという種類のソバは、ルチンが120倍も含まれるといわれています。
韃靼そばは、バイカル湖周辺が原産という、寒さに強いソバのことです。
韃靼(だったん)は、中国の明(みん)という国の史料で使われている言葉です。
ダッタン人は、モンゴル系で中国に住んでいる民族といった感じ。
ロシアの音楽家ボロディンのオペラ「イーゴリ公~だったん人の踊り~」で有名ですね。
日本では「だったん人の踊り」となってますが、タタール人のことをテーマにしているそうで、タタール人は、テュルク系でロシアや中央アジアに住んでいる民族です。
お蕎麦には、薬味が欠かせません。七味唐辛子、わさび、ネギ、大根おろしと、なるべく一緒に食べてください。
ほかにも、蕎麦に含まれる、ポリフェノールのルチンは、毛細血管を強化し、動脈硬化を防ぎ、血流をよくします。
冷え性の改善になり、肌がきれいになります。
肥満の防止、体脂肪率を下げる効果があるため、ダイエットになるかもしれません。
また、脳出血や、血圧を下げることから、高血圧予防に役立つと言われています。
麺として食べていると、ゆでた汁に栄養分が流れてしまうので、ソバ湯、そば茶として、いただくほうが、栄養素をしっかりとれると思われます👍
☆そば湯は、風邪に効果があります。
☆そば茶には、リラックス効果があります。
☆そばがきを作って、毎朝食べると、冷えからくる腰や足の痛みに効果があるそうです。
☆ソバの粉を練ったものを、おなかに貼って、腹水をとるやり方もあります。
1、ソバ粉を熱湯で、よく練る。
2、固めのクリーム状にする。
3、ガーゼの薄い布、さらしや、和紙などに伸ばして、おなか全体に貼る。
4、腹水を吸収してべたっとしてくる。1~2時間たったら、取り替える。
ほかにも
そば粉を酢で練って、患部に貼ると浮腫(むくみ)に効きます。
そば粉をお酒で練って貼れば、打撲症に効果があるそうです。
そばの全草を、一日あたり3~10g量に、熱湯を注いで飲むと
動脈硬化、高血圧、脳卒中後遺症に効果があります。
私は、そばの実の餃子をつくって食べたことが、キッカケで。
ソバの実を、ふだんから食べるようになりました🥰
大谷ゆみこさん!雑穀料理のパイオニアで、イノベーター!(^^
よかったら「大谷ゆみこ そばの実の餃子」で検索してください。
レシピが出てきます。
こちらのブログに書かれているように、ソバの実には、豊富にたんぱく質と脂肪が含まれているから、コクがあって、お肉のような満足感を得られました。
著者は、淡白な大根と、コクのあるソバの実を煮て、しょうゆやみりんで味つけするのが好みです👍
📚引用元「ふみさんの自分で治す草と野菜の常備薬」一条ふみ著
📚引用元「徳島県薬草図鑑」村上光太郎著