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九段下パルチザン / ビブリオテーク・ド・キノコ・マガジン

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2019年3月の記事一覧

機械の知性を手に入れるのよ

機械の知性を手に入れるのよ

キノコです。
松たか子の「明日、春が来たら」が大好きです。

春のそわそわした空気は嫌いではないのですが、山菜の類があまり得意ではないのでこの時期に会食に行くと、春を感じる山の恵です!などといって提供されるものに思わず怯えてしまいます。季節の味わいというものは大切にしていきたいとは思いますが、好き嫌いとはまた別だという、多層的な嗜好を理解していただければ幸いです。

さて、時事ネタ担当としては、ト

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大国のゲームと「我々」の明日。

大国のゲームと「我々」の明日。

うでパスタである。一人称は同じ原稿のなかで「私」から「俺」までブレることで有名だ。
先日、あるひとがツイッターで「一人称が常に『我々』である思念体」とか言っていて、「そうか、一人称が『我々』っていうのもいいな」と思うようになった。
「我々は今日の昼、リンガーハット行った」
「我々、飲み過ぎて吐きそう」
「すみません、我々ちょっと遅れてます」
こんなことをひとりで言っていたら、数週間を待たず精神にブ

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思想のある人が好きです

思想のある人が好きです

キノコです。
一人称がオレの人が若干苦手です。

何をしないか、という選択こそが意思決定において重要だ、というのはよく言われますが、資本主義が推し進められた結果、我々は何を残し何を捨てるべきかの判断にも対価を払い教えを請うようになりました。というわけで、本日もSpark joyに従って生きていきましょう。

さて、今後隔週で執筆をしていくわけですがしばらくの間はキノコの関心領域、つまり、どんな本が

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誰が北朝鮮を支援しているのか。または破れた国際協調について。

誰が北朝鮮を支援しているのか。または破れた国際協調について。

うでパスタです。

ドナルド・トランプ米大統領と、金正恩北朝鮮労働党委員長との二回目の会談が終わりました。
会談がおこなわれたベトナム・ハノイは僕もよく訪れるところで、世界の注目する会談が、この国のこの街で行われたということについてはいろいろと尽きせぬ思いがありますが、今回はその話はしないでおきます。

もっとも近い国のひとつである日本に生まれ育ちながら、幼い頃から「なにかしらアブナイ国」という話

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