生まれたての赤児の気持ちで
先入主が万事に非常に影響するものである。一切の人に対して、最初に好感をいだかせねば、この地上の人々はよりつくものではない。最初に、おそろしい、いやな人だと思わすと、もう二度目にいかに親切にしてやっても、先入主が邪魔して、チットもそうは感ぜず、かえって逆に逆にととるものである。
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この信仰にはいる人は、まず第一に、今までの自分を忘れて、いま生まれてきたばかりの赤児の心持にならねばならぬ。いままでの外的学問や地位や身分や年齢などをすっかり忘れてしまって、「いろは」の「い」か