『人生ノート』@出口日出麿先生
大本の三代教主補 出口日出麿先生の著書『信仰覚書』全8巻などから一部抜粋したものを毎日発信しております。皆さまが今日1日を明るく温かく生ききるためのヒントとなれば大変嬉しく思います。
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【人生ノート330】「俺はもうダメだ」と、決して思ってはならぬ。「なにくそッ!」と、一災一厄くるごとに、ますます希望と向上とに燃えねばならぬ。
ヘコたれず戦え 精進努力のないところに、進歩があるはずはない。完成へむかっての勇往邁進の気性のない人はもはやダメである。 たとえ、いま、いかなる窮地困厄の場所にあっても、屈せずたゆまず、日に一分、年に一寸だけでも、ここより脱け出でんとする心掛けが必要である。 「俺はもうダメだ」と、決して思ってはならぬ。「なにくそッ!」と、一災一厄くるごとに、ますます希望と向上とに燃えねばならぬ。 無限の真善への憧憬、追求よりほかに、人間の目的も価値もないのだ。 とくに現代のような、
【人生ノート328】前とおなじような境遇に出会った時には、「ああここだ!」と、まえの経験を思い出して苦しいことでも辛抱することができる。
“したいからする”こと「自分はお前のために尽くすしてやっているぞ」とか、「自分は世の中のために働いているぞ」とかいうような考えから離れることが出来ずに、人のためとか世のためとかをはかっているのは、ほめたことではない。 こんな先入主的自負心から全然離れて、「ただ何んとなくそうしたいから、そうするまでだ」というふうに、純な心持ちで、われわれは常に動きたい。 ○ 時が経って、まえの行為を反省し、批判してみるがよい。大抵の場合、「ああ、あんなことをせなかったらよかったに … 」
【人生ノート326】やってはしくじり、しくじりてはまた考え直すというふうに、自分で苦しみぬいた揚句に、世の中を悟った人はほんとうだ。
苦しみぬいて悟る自分の目から、あんなことをさしておいては悪いと思う時でも、先方がひたすらその方に心が向いていて、少々意見したくらいのことでは、馬の耳に風ほどにも思っていないというような時には、しばらく黙ってその人の思う通りにさしておくより仕方がない。 やがて二進も三進もゆかなくなると、はじめて目がさめてなるほどと悟ってくるものである。 誰もしたいしたいと思っていることを、せずに止めるということは、なんとなしに残念に思うものであるから、思う通りに一応やらしてみて、心から悟る時