アツシ
普段、学習塾を経営する中で本当に多いのが、子供を脅して勉強をさせる親たちです。 例えばこういうことです。 「いつまでゲームをしているの!ゲームとりあげるよ!」 「今度、テストで平均80点とれなかったら、スマホ取り上げるよ!」 本当は、もっと小さい時から、多くの親がやっています。 「早く来なさい!もう、置いていくよ!」 子供にとって、親は唯一の頼れる存在であることが多いです。 その親から、なんらかのものをとりあげる、面倒を見ないと言われたら言うことを聞かざる得ないのです。
もし、何か始めたいことがあるけど、さまざまな理由で躊躇(ちゅうちょ)している人の後押しになればと思って文章を書きます。 学生時代は、どの科目もまんべんなくできる子が有利になっています。 しかし、本来はその人にはその人にしかできないことがあり、どれもなんとなくできるのもいいけど、何か一つや二つ特にできるというのも素敵なはずです。ところが世の中の仕組みによって、それが消されてきました。 私自身は新卒でSEになって、3年働いたのち、学科を変えて大学院に進み、8年機器メーカーでエ
「やる気が出ない」 「やる気スイッチが欲しい」 そういう話、聞きます。 ただ、「やる気」は出すものではなく、「出るもの」です。 仕事の中には、「やる気を出す」必要があるものも、もちろんあります。 「出すもの」の時には、「乗り気」じゃないものに対してです。 学生の頃のやりたくない勉強や、アルバイトの作業などは、「やる気を出す」必要があります。 ただ、社会に出て働くとき、「やる気を出す」ことでこなす比率が多い仕事だとするならば、それは、その人にとって、「必要だと思えない」仕
「夢をかなえる」 それは、甘美なるものではないです。 良くあるスピリチュアル系の本には、夢をかなえるには、手帳に書けばかなうとか、意識すればかなうとか、いろいろと方法が書いてあります。 それらがきっかけになることもあるでしょうから、そういったことを否定はしませんが、決してそれだけでかなうことはありません。 手帳に書こうと、意識しようと、なんでもいいですが、その夢をかなえるために必要な具体的な行動をとったからこそ、かなうのです。 だって、ここは「夢」の世界じゃないですか
普段、塾を経営する中で多くの保護者の方と話したりする機会もあります。 大人は特に嘘をつくとはいつも感じます。 子供たちの方が何倍も正直です。 嘘をつく子供はその親のマネをしているのでしょう。 あるウチの生徒の話です。とても心がピュアな子で、その子なりに一生懸命いろいろなことを頑張っている子がいました。 子供も、塾に通うのが好きで来ていました。 ただ、その子は、大人の基準だと「〇〇障害」などと名前をつけられています。私はその名前をつけて区別する大人の方がよほど「障害」だと
色々な夫婦の形があると思います。夫が全ての生活費を出していて、奥さんは特に仕事等をしていなかったとしても、夫が「家族のために働いている」というような考え方を持つことは、傲慢(ごうまん)だと思います。 もちろん、夫と妻が逆の場合も同じです。 あまり理解されない話かもしれませんが、こう考えると楽になります、という話です。 家族に大半のお金を使うことが嫌なら結婚しなければいいわけです。独身なら、自分だけのためにお金を使えるでしょう。 夫婦の形は、夫婦の数だけあります。私は起業する
やりたいことがある、というのはとても素敵なことだと思います。 それが仕事につながることであれば、それで収益を得られるわけですから素晴らしいと思います。一見、仕事に繋がらないように見えても、やり方次第で仕事につなげる方法はいろいろあります。 ただ、残念なことにそこまでの「やりたいこと」への想いがあるということの方が少ないでしょうし、殆どの場合は、なんとなく選んだ選択で、なんとなく生きていることが多いでしょう。 なんとなくとはいえども、常に選択をしなければならないことが多い
就職してからでも、アルバイトでもいいのですが、自分が認められないと感じる時があるかもしれません。 多くの場合、自分が認められないのは「自分の思っている能力」と「実際の能力」に差があるときと、「わざとらしい」ときです。 人間だれしも、自分はできると思いたいものです。そのため、実際より自分を過大評価します。その過大評価していることに気づかないために、自分が認められないと感じます。 また、他にも原因があります。 自分は、これだけやっているのに、というのがあからさまに、「計算し
まだ、新卒で大手企業に就職したばかりの人から、転職について相談を受けることがあります。 「自分は、こういう職場でやっていけると思っていた」 その彼は、まだ入社して何カ月かですが、転職を考えています。 仕事において重視する点は何か、それを間違えないようにするにはどうしたらいいかについての話をします。 簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学でもキャリアデザインの講師を行って7年目になります。その前は、放送機器メーカーやIT企業にて足掛け10年、エ
自分が強運だと思っていること自体はいいでしょう。 ただ、運任せにして、雑に進もうとすると足元をすくわれることがあります。 かつて松下幸之助さんもそういったことを言われていました。 「人生で思わぬケガをしたくなければ、そして世の中でつまずきたくなければ、このめくらさんの歩み方を見習うがいい。『一寸先は闇の世の中』といいながら、おたがいにずいぶん乱暴な歩み方をしているのではなかろうか。」(出典 道をひらく P.17 松下幸之助 著) 運任せにできるのは、やれるすべてをやって
楽観的というのは、物事を前向きにとらえることができて、クヨクヨしない人というところで、ご都合主義というのは、自分に都合よく物事は進むものだと信じている人というところでしょうか。そこだけ見ると似ていますね。 楽観的な人とご都合主義な人との大きな違いは、失敗したときのことを考えた上での行動なのかどうかという点です。 楽観的というのは、考えずに行動している人を指すわけではありません。自分なりに考えて考えて手を打って、そのあとは天命に任せた、なのであとはうまくいくだろう、という人
大学生達に教えていると良く出てくる質問で、「今、何をすればいいですか」とは毎年聞かれます。もちろん、人によって答えは違うといえども、ある程度の方向性はあります。今回は、アルバイトを切り口にしてお答えします。 ここで伝えたいことは2点あります。 ・自分で選んだアルバイトには将来のヒントが隠れている ・選ぶアルバイトは自分の将来につながるものを選ぶ 自分で選んだアルバイトには将来のヒントが隠れている 学生の間にできることは、本当に多いです。大学生になると多くの人がアルバイト
自分がどんな仕事に就くかというようなことだけでなく、仕事を辞めるのか、転職するのかなど、人生においては多くの選択を迫られます。 そうしたとき、何が正解かわからないということは数多くあります。はじめに正解かどうかが見えるといいのですがなかなか、そうはいかないですよね。でも、その選択が正解かどうか、ある程度の試し方はあります。それはサイ(サイコロ)を振ることです。それについてお伝えします。 本文に入る前に簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学
自分がどんな仕事に向いているかは、とても難しいテーマで学生のうちには正解かどうかはわからないでしょう。ただ、ヒントは小学生、中学生の学生時代の中にあります。そのヒントの見つけ方についてお伝えします。 本文に入る前に簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学でもキャリアデザインの講師を行って7年目になります。その前は、放送機器メーカーやIT企業にて足掛け10年、エンジニアとして働いていました。 学校内の勉強においては、見学が主体ですので仕事の体
この質問を聞いて「ある」と思うか、「ない」と思うか人それぞれですが、私が大学二年生に講義の中で聞いたときの答えをまず載せます。 ある 76% ない 24% もちろん、純粋にただ楽しい仕事があるとは皆、思っているわけではないです。この質問をしたときにも、自分が好きだと思えることや趣味を仕事にしている人などにとっては、「楽しさを感じることができる」と書いている人が多かったです。 私がこの答えを言う時には、 「楽しい仕事などない」 と答えます。 本文に入る前に簡単に自己紹
就職活動で重視される能力は「コミュニケーション能力」とされています。そこには2つのことが含まれています。正確に理解する能力と、伝える能力です。その方法についてお伝えします。 簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学でもキャリアデザインの講師を行って7年目になります。その前は、放送機器メーカーやIT企業にて足掛け10年、エンジニアとして働いていました。 経団連(日本経済団体連合会)の2018年の資料を引用します。 「選考時に重視する要素」