マガジンのカバー画像

勝たない就活

11
運営しているクリエイター

記事一覧

やりたいことなど別にない、という場合はどうしたら良いのか?

やりたいことなど別にない、という場合はどうしたら良いのか?

やりたいことがある、というのはとても素敵なことだと思います。

それが仕事につながることであれば、それで収益を得られるわけですから素晴らしいと思います。一見、仕事に繋がらないように見えても、やり方次第で仕事につなげる方法はいろいろあります。

ただ、残念なことにそこまでの「やりたいこと」への想いがあるということの方が少ないでしょうし、殆どの場合は、なんとなく選んだ選択で、なんとなく生きていることが

もっとみる
「時間、お金、やりがい」大事なのは?入社前はわからないことも多いが

「時間、お金、やりがい」大事なのは?入社前はわからないことも多いが

まだ、新卒で大手企業に就職したばかりの人から、転職について相談を受けることがあります。

「自分は、こういう職場でやっていけると思っていた」

その彼は、まだ入社して何カ月かですが、転職を考えています。
仕事において重視する点は何か、それを間違えないようにするにはどうしたらいいかについての話をします。

簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学でもキャリアデザインの講師を

もっとみる
就活において、学生の間にできることは?

就活において、学生の間にできることは?

 大学生達に教えていると良く出てくる質問で、「今、何をすればいいですか」とは毎年聞かれます。もちろん、人によって答えは違うといえども、ある程度の方向性はあります。今回は、アルバイトを切り口にしてお答えします。
 ここで伝えたいことは2点あります。
・自分で選んだアルバイトには将来のヒントが隠れている
・選ぶアルバイトは自分の将来につながるものを選ぶ

自分で選んだアルバイトには将来のヒントが隠れて

もっとみる
サイを振ると正解かどうか、その片鱗(へんりん)が見える

サイを振ると正解かどうか、その片鱗(へんりん)が見える

 自分がどんな仕事に就くかというようなことだけでなく、仕事を辞めるのか、転職するのかなど、人生においては多くの選択を迫られます。

 そうしたとき、何が正解かわからないということは数多くあります。はじめに正解かどうかが見えるといいのですがなかなか、そうはいかないですよね。でも、その選択が正解かどうか、ある程度の試し方はあります。それはサイ(サイコロ)を振ることです。それについてお伝えします。

 

もっとみる
向いている仕事のヒントは小、中の学生時代にある→社会性と技能科目が参考になる

向いている仕事のヒントは小、中の学生時代にある→社会性と技能科目が参考になる

 自分がどんな仕事に向いているかは、とても難しいテーマで学生のうちには正解かどうかはわからないでしょう。ただ、ヒントは小学生、中学生の学生時代の中にあります。そのヒントの見つけ方についてお伝えします。

 本文に入る前に簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学でもキャリアデザインの講師を行って7年目になります。その前は、放送機器メーカーやIT企業にて足掛け10年、エンジニ

もっとみる
「楽しい仕事はあるのか?」→ないけど楽しみ方は2つある

「楽しい仕事はあるのか?」→ないけど楽しみ方は2つある

この質問を聞いて「ある」と思うか、「ない」と思うか人それぞれですが、私が大学二年生に講義の中で聞いたときの答えをまず載せます。

ある 76%
ない 24%

もちろん、純粋にただ楽しい仕事があるとは皆、思っているわけではないです。この質問をしたときにも、自分が好きだと思えることや趣味を仕事にしている人などにとっては、「楽しさを感じることができる」と書いている人が多かったです。

私がこの答えを言

もっとみる
就活ではコミュニケーション能力を問われるというけど何ができればいいの?

就活ではコミュニケーション能力を問われるというけど何ができればいいの?

 就職活動で重視される能力は「コミュニケーション能力」とされています。そこには2つのことが含まれています。正確に理解する能力と、伝える能力です。その方法についてお伝えします。

 簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学でもキャリアデザインの講師を行って7年目になります。その前は、放送機器メーカーやIT企業にて足掛け10年、エンジニアとして働いていました。

 経団連(日

もっとみる
「働く理由」に「喜んでもらう」ことを追加すると仕事が変わる

「働く理由」に「喜んでもらう」ことを追加すると仕事が変わる

 「何のために働きますか?」

 この質問に朝まで語れるという場合は、就活は苦労しないかもしれません。なぜならば、この質問より大切な仕事に必要な問はないからです。

 簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学でもキャリアデザインの講師を行って7年目になります。その前は、放送機器メーカーやIT企業にて足掛け10年、エンジニアとして働いていました。

 就活中や、転職、仕事で

もっとみる
勝つ就活って本当に必要なの?(後編)

勝つ就活って本当に必要なの?(後編)

前編、中編と、自分の価値を中心にする就活とは何かについてお話してきました。

この後編では、その自分の「価値」を中心においた就活を行う場合、どうやって企業を選べばいいのかについて、企業の規模による働き方や役割の違いをベースにして具体的なお話をします。

簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学でもキャリアデザインの講師を行って7年目になります。その前は、放送機器メーカーや

もっとみる
勝つ就活って本当に必要なの?(前編)

勝つ就活って本当に必要なの?(前編)

私は理系の大学でのキャリアデザインの講師や、塾の経営をしたりしています。起業して10年になります。
その前は放送機器メーカーでのエンジニアやIT企業でのSEを足掛け10年やってきました。

塾で中高生を教えていて、近年の傾向として、偏差値の高い学校や有名大学に行くことが幸せだと思っている親や子供は減ってきています。

もちろん、それぞれに行きたいところに行けばいいと思うのですが、20年前とは価値観

もっとみる
勝つ就活って本当に必要なの?(中編)

勝つ就活って本当に必要なの?(中編)

後編に入る前に、簡単に自己紹介します。起業した塾の経営(10年目)、理系の大学のキャリアデザインの講師(7年目)を行っています。その前はメーカでのエンジニア、IT企業でと合わせて足掛け10年のサラリーマンの経験を持っています。

前編では、「勝ち」ではない「価値」に重きをおいた就活もあるのではないかというところで話を終えました。

後編では、「価値」に重きをおいた就活とはどういう意味なのか、どうい

もっとみる