やりたいことなど別にない、という場合はどうしたら良いのか?
やりたいことがある、というのはとても素敵なことだと思います。
それが仕事につながることであれば、それで収益を得られるわけですから素晴らしいと思います。一見、仕事に繋がらないように見えても、やり方次第で仕事につなげる方法はいろいろあります。
ただ、残念なことにそこまでの「やりたいこと」への想いがあるということの方が少ないでしょうし、殆どの場合は、なんとなく選んだ選択で、なんとなく生きていることが多いでしょう。
なんとなくとはいえども、常に選択をしなければならないことが多いです。受験にしても、就職にしても、自分が何を選択したら良いのか、それで迷うことも多いのではないでしょうか。
そういう時に、どうすれば良いのかについてお答えします。
簡単に自己紹介をします。私は、塾を起業して10年になり、理系の大学でもキャリアデザインの講師を行って7年目になります。
その前は、放送機器メーカーやIT企業にて足掛け10年、エンジニアとして働いていました。
方法1 夢中になれるものから選ぶ
自分がどんなことに向いているのか、ということについては、時間を忘れるくらいに打ち込むことのできるものや、それをやっているときが一番楽しいというものを選びます。
これがある人はラッキーです。続けることができることがあるということですから。それをもっている人であれば、仕事につなげることは難しいことではありません。あとは、仕事へのつなげ方を考えたらいいです。
趣味は趣味にしておいた方がいいという考え方もありますが、私はその考え方には賛成しません。仕事は片手間でやると考えるものではないからです。
方法2 今までに投資してきたものから選ぶ
今までやってきたことの中から選ぶとするならば自分が投資してきたものからリターン(収益)を得やすいということがあります。
その投資というのは、お金だけでなく、時間も含めます。
例えば、ある習い事に多くの時間を費やしていたのであれば、それをもとに人に教えることで収益を得ることができるかもしれません。
ある分野についてずっと調べてきたのならば、その一人者として、それを発表することがやりたいことにつながる可能性はあります。
今まで自分が時間やお金を投資してきたものですから、これも継続できるものだということになります。それは仕事として続けられる可能性は高いでしょう。
方法3 まずは始める
本当にわからない時には、まずは始めることです。
やりたいことがわからないから何もしない、というのでは、旅行先で地図と車は渡されたけど、どこに行きたいかわからないから、ずっと止まっているというようなことになってしまいます。
ボールは待っていても飛んでこないのです。自分で取りに行くものです。
待つ。それは時間の無駄です。
もちろん、立ち止まって考えるという時間は大切ですが、何をしたいかわからないから、何もしないというのは一番もったいないことです。
まず、間違っていてもいいから、試してみる。試してみるから、間違っているか、あっているかがわかるわけです。
そのやりたいこと、というのが趣味を見つけたいのか、仕事を見つけたいのかはわかりませんが、自分がこれはどうかな?と思うことをまずははじめて見てください。
実際にやってみると正解か不正解かがわかります。
殆どの場合、不正解だ、ということがわかることが多いと思いますが、そうではない、と知ることができることも重要な「やりたいことの見つけた」です。
「いや、そうはいっても……」
としり込みするのはわかります。
それは、遠回りをしたくないからではないでしょうか。
上に書いたように、やってみても、不発は多いです。
でも、不発だと知ることが大切なのです。
このまずはやってみる、が一番の近道です。
これは、学校選びや会社選びでも使える方法です。
学生時代に高校や大学を選ぼうとしても、就職活動で会社を選ぼうとしても、どこも似たり寄ったりのことが書かれているし、そもそも良いことしか書かれていないので、実際に入ってみないとわからないというのはあります。
当然、入学、もしくは入社する前に選ぶ必要がありますので、まずはできる限り、足を運び、情報を得ることが大切です。
HPだけ見て選ぼう、としてもそれは無理です。
実際に行ってみて、学校ならばそこの生徒や教師ですし、就職ならば社員と話したりすることで少しわかるようになります。
損をしないようにしよう、と考えてHPだけ見て、評判だけ見て、自分は動かないで調べよう、というのが一番の遠回りだと知るべきです。
HP上の情報も使いながら、自分の足も使いながら調べるものです。