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本のまわりの話

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#日記

しずおか一箱古本市での一日

しずおか一箱古本市での一日

しずおか一箱古本市に行ってきました。

HiBARI BOOKSさん、すてきな書店さんです。ラインナップが好み。こういう書店さんが東部にもあったらなぁ。
そのHiBARI BOOKSさんの前に一箱を出されていたのがルーテン堂さんとBuna Booksさん。とっても気さくにお話してくださって、楽しかった。

ここで沼津の書肆ハニカム堂さんの目撃情報を聞く! のだが、とうとうお会いできないままだった。

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#朝カル 岸政彦先生講座『積極的に受け身になるー生活史調査で聞くこと聞かないこと』

#朝カル 岸政彦先生講座『積極的に受け身になるー生活史調査で聞くこと聞かないこと』

楽しみにしていた講座の日。オンライン講座について自分のハードルが下がったという点では、このコロナYearにも良い点があったのかもしれない。
いそいそとコーヒーを淹れる準備をする。
豆をミルに入れたつもりが、すこし水のはいったマグカップに入れてしまった。何粒か床におとしたものを水道水ですすぐ。そのままミルに放り込んでしまったものだから、ミルのハンドルはむなしくも軽く、粉は濡れていた。
なんとかかんと

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お店番日記、ここはきけんな本屋さん

お店番日記、ここはきけんな本屋さん

朝、ミューズリーセット。
そろそろいたみそうな過去の煮物を思い出して食べてしまう。(関西弁でいう、さらえてしまう、の感覚。)

妙蓮寺の本屋・生活綴方へ向かう。あと10分早く家を出れば歩いていけるのに、あれを入れていないこれを入れていない、で今日もまた電車に乗ることにする。

妙蓮寺のちいさな和菓子屋さんに、行列ができている。春分の日ということに気づく。春分の日にちゃんとおはぎを買いに行く

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本屋・生活綴方 おみせ番日記

本屋・生活綴方 おみせ番日記

2020/3/6
本屋・生活綴方のお店番。
金曜日、ご来店はゆっくりと、夜には流れが速くなる。
今日はTwitterを中心にやり取りをしている方々が4組も来てくださった。
ありがとうございます。
初めてお会いできた方も、何度目かの方も。
「沼だよね~」「やばいよね~」と本屋・生活綴方の棚を見て、ウキウキしてくださる。

こうやってわざわざ来てくださる方もありがたいし、地元の方がこんなのできたのねぇ

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お店番日記(2020/02/28)

お店番日記(2020/02/28)

へんな夢を見て起きた。37.5℃の発熱。気管支がひゅうひゅう鳴る。街のひとに見つかってはいけない。焦る。起きてすぐ検温し、平熱だったことにほっとした。ニュースから、すこし離れたほうが良さそう。

お昼から、本屋・生活綴方でのお店番。金曜日ともなると予想よりもお客様が多かった。

昼下がりはご年配が中心で、それからだんだんと小さなお子さま連れの方が増えて夕方からは働き盛りのおとなたちだけなど、時間ご

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お店番日記

お店番日記

2020/2/20
妙蓮寺の本屋・生活綴方でのお店番をした一日だった。
この本屋は金・土・日の営業日だけど、たまにこうやって平日ふらりと開く日があります。

はじめてのお店番で、今日買っていただいた方にはレジの前でお待たせしてしまった。あたふたしてしまったけれど、にっこり待ってくださって本当にありがとうございました。

静かな平日の昼ま、わたしもそうであるようにきっと今日の晩ごはんの献立と冷蔵庫の

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生き方が本屋

生き方が本屋

2020/02/04
 石堂書店の支店(ななめ前)となる、本屋・生活綴方をお手伝いすることになった。2月15日オープン。三輪舎の中岡さんが本屋について語る。生き方が本屋、というスタイル。お手伝いする人たちは書店員さんをやっていたり、これから本屋を開こうとしていたり。そしてわたしのように本屋さんには客としてしか関わりのなかったひともいたり。

 中岡さんやほかのひとの話を聞く。生き方が本屋、というも

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文学少女とエロス

文学少女とエロス

TBSラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』の相談コーナー、「相談は踊る」が好きで、ときどき追っかけ再生している。

今日の人生相談。21歳の娘さんのお悩みに、つい自分のことを思い出す。
わたしは父の薬はたまたま見つけたことはないが、団鬼六作品ならたくさん見つけたし、読んだ。文学少年少女ならわかってくれると思うが、活字があれば何でも読みたい人間なのだ。だから訳もわからず見つけた小説を読んだ。牛乳パック

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代官山蔦屋書店にて岸本佐知子さん『セミ』トーク会にまつわる寅さんとオシャレな女の話

代官山蔦屋書店にて岸本佐知子さん『セミ』トーク会にまつわる寅さんとオシャレな女の話

暑い夕方、まだ蝉は鳴いていなかった。自宅から最寄り駅までの車道を、車の通っていない雑草だらけの車道を、フーテンの寅さんみたいな恰好をした人が歩いていた。

昼に起きた地震の影響で東急東横線は遅延し、車内はぎゅうぎゅう詰めだった。読もうと思ったクレストブックスを右腕に抱え、読めるはずがなく、左側の女と闘っていた。彼女はファッショナブルで大きなかばんを肩にかけ、ときどき体の前に持ってきたりしていたが、

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髪

くせ毛で硬く、毛量が多い髪。整えるのに手がかかる。というか時間がかかる。肩につくくらいの長さで、乾かすのに15分くらいだろうか。

ときどき、死んだ髪の毛が落ちる。
白髪ではなく、黒いけれど平たくなっていたりゴムのようにぶよんとしていたりして、明らかにほかと比べると枯れ葉状態で落ちる。
それを発見するのが楽しみのひとつだ。
髪がこんな風に終わることがあるのかとセロハンテープなんかでスケッチブックに

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