お店番日記

2020/2/20
妙蓮寺の本屋・生活綴方でのお店番をした一日だった。
この本屋は金・土・日の営業日だけど、たまにこうやって平日ふらりと開く日があります。

はじめてのお店番で、今日買っていただいた方にはレジの前でお待たせしてしまった。あたふたしてしまったけれど、にっこり待ってくださって本当にありがとうございました。

静かな平日の昼ま、わたしもそうであるようにきっと今日の晩ごはんの献立と冷蔵庫の中身、明日の予定と冷蔵庫の予定、その次の予定と冷蔵庫の……を考える時間が多い方もたくさんいらっしゃったと思う。

日々のおうち運営のなかでふと、「詩」の本を手にとれる時間はきっとそのひとだけの大切な個人的な時間になる。なっていてほしい。そんな妄想をしながらわたしはいすに座ったり立ったり歩いたりする。

ゆっくり、ページをぱらぱらしたり表紙をながめたり手触りを楽しんだりしていただきたい。午後にちょっといいお菓子をコーヒーと一緒に楽しむみたいな時間になってほしい。お店番はそう思いました。

本屋の前にはガチャガチャが何台か置いてあって、いまキッズに人気の『鬼滅の刃』ガチャは大人買いをしたお子さまがいらっしゃったらしく、品切れ。なーんだー！って元気よくがっかりしたり、文字通り地団太踏んでる子もいて、性別関係なく人気なのを目の当たりにした。品切れなんだって、と声をかけるとちょっと笑ってみんな行ってしまう。こんどはいつ入るかな。

高学年くらいの男子二人がガチャではなく本棚までしっかり見てくれたのもうれしかった。「おもしろいな！」と言ってくれて。
『たぷの里』とか『インドしぐさ事典』とか勧めたいなと頭によぎったんだけど、聞かれてもないのに押しつけちゃいけないと思い、がまん。
『インドしぐさ事典』はじぶんの中の小学生マインドがざわざわして、おもしろい本。小指を立てたらトイレのサインとか。

佐々木未来さんの日めくり展示を大人も子どもも楽しんで眺める。わたしも。実は、とある生物の出現率が高いことに気付いたのです！みなさんにも、たくさん楽しんでほしい。

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