福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん

「明日(あす)の市民(しみん)」の思いを込めた公設民営のサポートセンター。NPOやボランティア団体の活動を応援しています! バックナンバーはコチラ→https://www.fnvc.jp/an/result (運営ポリシーhttps://x.gd/QDjlW

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Asumin note 37「若者たちの未来を育てる」

日本では少子高齢化が進み、2030年には65歳以上の割合は総人口の3割に達する一方、生産年齢人口は、総人口の約58%まで減少すると見込まれています。当然、子どもは少なくなる一方で、将来就くことになる職業の在り方も、技術革新等の影響で大きな変化が予測され、先行きは不透明です。そのような状況の中、2022年5月に経済産業省が発表した「未来人材ビジョン」によると、18歳未満で「将来の夢を持っている」と答えた子どもが、他国が80~90%を超えているのに対し、日本では60%しかいなかっ

    • はじめまして、立花です。 | 立花 祐平 (認定NPO法人改革プロジェクト )

      第2回:創作のお話もともと、独立願望があったわけでもなかったが、組織の中に身を置くにつれ、会社の看板を背負った”立花”ではなく、いち個人としての”立花”の存在意義を確かめたい思いが強くなった。自分にしかできないことを表現したいという創作意欲とまだ見ぬ世界への好奇心だった。一度やりたいと思ってしまうと、すぐ行動したくなる癖もあり、退職までにそう時間はかからなかった。 とそんな具合で、地元福岡に帰り改革プロジェクトという組織を立ち上げることになっていく。 そこに触れると4回では終

      • TOMORROW歳末の4th /全国が称賛したボランティア界の発明品!

        すっかりasumin noteの人気コーナーとなった「TOMORROW」。4人目としてご登壇いただくのは、認定NPO法人改革プロジェクトの立花祐平さんです。走りながら防犯活動もできるという、ボランティア界の発明品「パトラン」の開発者である立花さんに、「パトラン」が生まれる以前の話。そしてこれからの話について語っていただきます。 第1回:はじまりのお話 第2回:創作のお話

        • はじめまして、立花です。 | 立花 祐平 (認定NPO法人改革プロジェクト )

          第1回:はじまりのお話いま思えば団体を立ち上げたのは”創作意欲”と”好奇心”からだった。社会の課題がどうのとか、誰かのためにとか、そんな立派なものは何も持ち合わせていなかった。もちろん組織を運営する知識やノウハウも。 いま団体で掲げているものは、すべて活動する中で生まれてきたものだ。 このコラムでは、私たちの主力事業である”パトラン”をはじめてから11年間のことを少し振り返っていきたい。これから何かをはじめたいという方の背中を押すことにつながればと思う。 (パトランについては

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          私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援 )

          前回の記事はコチラ 最終回:災害ボランティア未経験者のハジメのイッポ私は55歳で初めて災害ボランティア活動に参加し、仕事をしながら週末に被災地に赴いていましたが、57歳で仕事をリタイアした後は、ボランティア活動が生活の中心になりました(災害ボランティアの他に、複数の途上国支援団体などにも所属しています)。ありがたいことに、仕事をリタイアした後でも社会と関わる機会があり、仕事から社会活動にうまく軟着陸できました。  最初に書いたように、私がボランティアを始めた動機は後ろめたさ

          私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援 )

          私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援 )

          前回の記事はコチラ 第4回:災害中間支援組織近年は各地で大きな災害が頻発しており、南海トラフ地震のような大災害の発生も近いと言われています。災害の規模が大きければ大きいほど、被災者は多様なニーズや困りごとを抱える一方、被災地には多様な支援者が入ってきます。このため、被災者のニーズを的確に把握し、必要な支援につなぐことや、支援のもれやむらを防ぐコーディネーションが求められます。そして、そのコーディネーションの担い手として、行政や(災害ボランティアセンターを運営する)社会福祉協

          私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援 )

          私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援 )

          前回の記事はコチラ 第3回:防災啓発私たちは現在、3種類の防災啓発プログラムを持ち、おおよそ3ヶ月に一度、3種類のうちのどれかをあすみんで開催しています。また、福岡市のホームページで、NPOによる出前講座の一部として紹介していただいており、ご依頼をいただければご希望の場所に講師を派遣し、これらのプログラムを開催しています。 わが家の災害対応ワークショップは、誰でも使える「わが家の災害対応ワークブック」(小冊子)を使用しながら、小グループに分かれて各家庭に必要な災害対応や備

          私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援 )

          私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援 )

          前回の記事はコチラ 第2回:福岡被災地前進支援の歩み現在私が所属している福岡被災地前進支援は、活動を始めた当初から「楽しくなければボランティアじゃない」をモットーに活動を続けています。活動することが楽しくなければ長続きしません。災害ボランティアは被災者の方々に寄り添うことが基本ですが、ボランティアが元気に活動することで被災者の方々が笑顔を取り戻すこともよくあることです。私たちは今後もこのモットーを大切にしながら息長く活動を続けていくつもりです。  福岡被災地前進支援が活動を

          私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援 )

          TOMORROW 実直の3rd /災害・防災に目を向ける!

          asumin noteの新企画「TOMORROW」はご覧いただきましたか!? 続々と登場するリレー連載コラム・3人目のご登壇は、いつも福岡の災害・防災分野のど真ん中で活躍されている、NPO法人福岡被災地前進支援 理事長の吉田敦さんです。柔らかく優しい口調で、だけど的確な指摘をズバッとされる吉田さんに、災害ボランティアの現状やこれからについて、ご自身がこの活動に入っていく歴史を中心にお話しいただきます。 特に、ボランティアとして参加することに、もじもじして一歩を踏み出せない方に

          TOMORROW 実直の3rd /災害・防災に目を向ける!

          私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援 )

          第1回:災害ボランティアのハジメのイッポ私が災害ボランティアを始めたのは2011年3月に起きた東日本大震災がきっかけでした。当時の私は東京でサラリーマンとして働いていて、震災当日はたまたま有休を取って新宿にいました。大きな揺れが続きただならぬ気配を感じました。帰宅しようと駅に向かいましたが、電車は一向に動く見通しはありませんでした。そこで、新宿駅から自宅までの約18キロを帰宅難民の一人として、途中で休みを取りながら6時間かけて歩いて帰りました。そして帰宅した自宅は本棚や戸棚が

          私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援 )

          ふくおかの国際協力 | 原田君子(NGO福岡ネットワーク )

          前回の記事はこちら 最終回:希望のともしび私たちの活動は、現地タイのパートナー「ドゥアン・プラティープ財団」の存在により続けられてきました。ドゥアン・プラティープ財団を設立したプラティープ・ウンソンタム・秦さんは、なんと16歳の時にスラム地区に住む学校に行けない子どもたちの為にお姉さんと一緒に自宅の庭を開放し「一日一バーツ学校」を開いたのです。 私が同じ16歳の時に何していたを考えると、たとえご自分の置かれた環境がスラム地区だったとは言え、凄い人だな~と心から尊敬します。

          ふくおかの国際協力 | 原田君子(NGO福岡ネットワーク )

          ふくおかの国際協力 | 原田君子(NGO福岡ネットワーク )

          前回の記事はこちら 第3回:心に残るエピソードスタディツアーを企画し現地訪問をした頃はタイ文化のこともあまり知らず、自分の中に意識がなく偏見を持っていたのではと思います。国際協力の学びの中で思い込みや偏見が知らず知らずに誰もが持っていること、そして私の常識はタイや他の国々ではけして常識ではなく非常識がある事も学びました。日本にもタブーがあるようにタイにもタブーがあります。 スラム地域を訪れるたびに自分自身大切な事を住民のみなさんに教えてもらってきた気がします。他人に対する

          ふくおかの国際協力 | 原田君子(NGO福岡ネットワーク )

          TOMORROW 2ndがスタート!

          じわじわと、時に熱狂的なご支持をいただいているasumin noteの新企画・リレー連載コラム「TOMORROW」。2人目としてご登場いただくのは、NGO福岡ネットワークFUNNの事務局長(現・副代表理事)としてご存知の方もいらっしゃるでしょう。福岡で長きに渡り国際協力・NGOの分野で活躍されている原田君子さんにご登場いただきます。長きに渡り福岡という地方都市の視点から、日本の国際協力・NGOの様々なシーンを見てこられた彼女に、その移り変わりやご自身がこの活動に入られた経緯な

          ふくおかの国際協力 | 原田君子(NGO福岡ネットワーク )

          前回の記事はこちら 第2回:愛の反対は…NGOについて、私が学んだ基本的なことを少しまとめてみます。NGOとは、国際協力に関わる「非営利活動組織」「民間組織」で、Non-Government-Organizationの略です。もともと国連の場で、政府以外の関係組織を示す言葉として使われていたものが、広まったものだそうです。政府や国際機関とは違う「民間」の立場から、開発・人権・環境・平和など、世界的・地球規模の問題について、国境や民族、宗教の壁を越え、利益を目的とせずに、これ

          ふくおかの国際協力 | 原田君子(NGO福岡ネットワーク )

          ふくおかの国際協力 | 原田君子(NGO福岡ネットワーク )

          第1回:きっかけは遺言私が、長い間活動してきた「国際協力」について、少し振り返って見ようと思います。正直なところ、海を越えた国の活動をまさか自分が始めようとは、思ってもいませんでした。 きっかけはと聞かれれば「遺言です」と答えています。 とある会を立ち上げた友人は、1995年に病気で亡くなるまで、病室のベッドで最後の最後まで病気と闘いながら、会の活動を続けていました。会の話をする時の友人のキラキラした目が、今でも思い浮かびます。亡くなってまもなく、ご家族から「活動を引き継

          ふくおかの国際協力 | 原田君子(NGO福岡ネットワーク )

          ひきこもりの先に見えた、自分らしい生き方| Niente 

          最終回:自助活動の意義前回の記事はこちらから 団体設立のきっかけと準備 ひきこもり状態から外出できるようになったとはいえ、自立や社会参加にはまだ遠い状態でした。そんな中、自分に合う活動を探していたときに、心に大きな影響を与えたのが、映画「今日も明日も負け犬。」との出会いでした。この映画は、現役の女子高生たちが、体力的な制約を抱えながらも、自分たちだけの力で作り上げた作品です。彼女たちの姿から、マイノリティでも社会に影響を与えることができると知り、強く感銘を受けました。そし

          ひきこもりの先に見えた、自分らしい生き方| Niente