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3/5 私の災害ボランティアとの関わり | 吉田 敦(福岡被災地前進支援)
第3回:防災啓発
私たちは現在、3種類の防災啓発プログラムを持ち、おおよそ3ヶ月に一度、3種類のうちのどれかをあすみんで開催しています。また、福岡市のホームページで、NPOによる出前講座の一部として紹介していただいており、ご依頼をいただければご希望の場所に講師を派遣し、これらのプログラムを開催しています。
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わが家の災害対応ワークショップは、誰でも使える「わが家の災害対応ワークブック」(小冊子)を使用しながら、小グループに分かれて各家庭に必要な災害対応や備えを検討します。ワークショップ終了後には、家族で話し合うべき事や備えに必要な内容が分かります。
防災ゲーム「クロスロード」は、災害の現場で発生する判断に迷う問題が出され、参加者は自分なりの理由を考え「YES」か「NO」のカードを選びます。5名または7名のグループで多数派になった人が「座布団」を獲得し、複数の問題が出された最後に座布団の獲得数を競う、というゲームです。各問題の後で各自がなぜその答えを選んだのかを話し合うことで、災害を自分の身に引き寄せて考えると同時に、他者のさまざまな考えを知ることができます。
避難シミュレーションゲーム「風水害24」は、大規模風水害の接近から直撃・通過までの24時間をリアルに体験することを通じて、風水害発生時に必要な知識を学び、適切な判断や行動ができるような、風水害リテラシーを高めるプログラムです。24時間を10コマ(ターン)に分け、ターンが進むに連れて警戒レベルがあがります。ターンごとに気象情報と地理情報・現在地の危険性を元に、移動・声掛け・情報収集・補強などの行動を選択することで災害から身を守り、可能な限り地域の人達も助けることを学ぶゲームです。
私たちはこうしたプログラムを通じて、市民の皆さんが防災意識を高めるお手伝いに努めていますが、実際にこの様なプログラムに参加してくださるのは、日頃から防災意識を持っておられる方ばかりです。本当は、日頃防災をほとんど(あまり)意識していない人たちにこそ、防災啓発プログラムに参加して欲しいものですが、そんな方々にリーチする良いアイデアがあればぜひ教えてください(笑)