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asaharuの独り言

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詩のようなもの を書いてます リアルだったり、妄想だったり、考えだったり、伝わるものもあれば、自分にしかわからない言葉の集まりみたいなものも書いていくと思います。 書き物はこうし…
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2020年1月の記事一覧

LIFE

LIFE

薔薇色の人生って何色だ?

今じゃ虹色の薔薇もあるらしい

黒い薔薇でもかまわないか?

白い薔薇でもかまわないか?

薔薇色の人生

時の道

時の道

二人で歩く散歩道

僕の話は風に流れた

気づくと君は五歩後ろ

すねた顔で立っている

僕の歩幅と君の歩幅

最初はそんな二人だった

早くおいでと声をかけた

二人で歩く散歩道

手と手を繋ぎ散歩道

後ろで佇む君はいない

僕らの歩調は近づいた

僕のリズムと君のリズム

僕はたまに引っ張った

君もたまに引っ張った

二人で歩く散歩道

色々あった僕らの道

昔話に自然に微笑む

二人の歩

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初雪

初雪

今日までの僕を

反省するでもなく

肯定するでもなく

過去にするでもなく

無にしたかった

甘ったれた僕に初雪が舞い落ちる

綺麗だなんて呟きもしたけど

積もらぬ雪は茶色くなったよ

振り返れぬ僕が雪に願いを

真っ白に積もってよ

僕の足跡も消してくれよ

甘ったれた僕に初雪が舞い落ちる

頬をつたった冷たいしずく

雪のいたずら笑えぬ身代わり

変わらぬ僕が雪に願いを

真っ白に積もっ

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この雨が止むまで

この雨が止むまで

僕にもくれないか 君の悲しみを

僕も感じていいか 君の涙を

雨にうたれる君に 言葉が見つからない

歩みも出来ない君に 次の道も示せない

僕が出来ることは

小さな傘をさすことだけ

僕にもくれないか 君の悲しみを

僕も感じていいか 君の涙を

傘をつたう雨が 二人の肩を濡らす

雨音と小さな声 ありがとうごめんね

僕が出来ることは

小さな傘をさすことだけ

街の灯りが消え失せても

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有史不在

有史不在

火龍の乱脈が睨みつけ

希望の兎は嘲笑い

愛郷の魂が排除する

意思の伝達に濃霧

扇状に広がる道標

溢れ現るメシアの語り

汚染された魚の群れ

昇れど海は受け入れず

与えし自由に潰される

バベル越えし人知の底

揺りかごで眠る懺悔の念

光るは科学 心照らせぬ闇

語り手無く終わらぬ世界

静寂に漂う英知の屑

黒き海に神話達

哀史が運命 星は空蝉

最も美しい球体

最も美しい球体

青き星の涙
それを知る僕の涙
青き星の涙
それを知る人の涙

何一つ変わらぬ現実に
また流す涙

地表に落ちる涙は消え去るように
この星の涙と同化する

この星に笑顔が戻る時
僕らはまた違う涙を流すだろう

テリトリー

テリトリー

砂利道は鋪装され道路に

田畑は駐車場に

駄菓子屋はただの一軒家に

広い空き地はスーパーに

商店街はシャッター街に

子供達は家の中に

見かけなくなったトンボ

感じなくなった草の香り

聞こえなくなった子供達の笑い声

僕の街は心の中 懐かしき少年期

久しぶりに会う友人

お互いの現状報告

酒も入れば話しも弾む

昔話に花が咲く

この街と共に育ってきた

街も変われば僕らも変わる

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アキレスと亀

アキレスと亀

季節は景色を変え 恋は日々を変え

心は空のように 今日の雲を作り出す

僕が幸せになる条件 それは君が幸せであること

ただそれだけを考える 他は望まず空をみる

無限に溢れる想いを 無限に消し去る作業

僕の心は走り続ける 僕の前には永遠の君

僕の名は アキレス

銀の花

銀の花

君の瞳にうつる全ては

僕には無いものが多い

魅力と絶望が入り交じり

僕の距離は伸び縮み

それでも僕は僕のままで

君の瞳にうつりたい

君は君のまま 僕は僕のまま

違うことが素晴らしい

共感だけでは成長は得られない

千年後にも錆びつかない

僕らが残した僕らとは

偽りなどいらない

真実の中に咲く銀の花

これが君なんだ これが僕なんだ

70憶もの人々の70憶もの特別が

世界に

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真夜中のドライブ

真夜中のドライブ

星に思いを語りたくて
冬の夜空を眺めに行く
光は黒でもない色に隠れ
小さな望みも押し潰す

願い事さえ許されない
そんな夜の一人旅

点灯するハザードランプ
好きな音楽とずれる光
内なる叫びも歌えやしない
溺れる心に藁を投げる

安らぎさえ許されない
そんな夜の一人旅

どれだけ待てばいいのだろう
どこまで行けばいいのだろう

少し見えた月が
また逃げてった

節電モードの自動販売機
暗がりの中の

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