桑原朱里

アカシックレコードを読みます http://nijinowa.love

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マガジン

  • 髪の毛一本の道

    いつもこころに太陽を。 ときに毒づき、 ときにハードボイルドに。 闇の魔術に対する防衛術マガジン。 真の自分を生きる道での 「必要の部屋」 を目指します。

記事一覧

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (12)

第五章 とりつかれた意識 の前半部 古い呪術師と影の存在に関する ルシエンの説明は 書かれていることのままで 説明の必要を思わないけど オカルトとは何かが数ページ…

桑原朱里
4日前
7

満ちる潮 道をつくる

去年の7月以来の京都は真夏のピークよりも暑く感じた JRがとまり動けないでいたあとなんとか帰り着いた大阪もまた 気が遠くなりそうな暑さに、 ひさしぶりに過ごした京都…

桑原朱里
7日前
16

すべてへの責任を持つ

ゲリーは葛藤をうみだす最大は自己憐憫だと言った 五輪開会式で集合意識が押されたスイッチが被害者意識なら 8月はその発露、 あまりにもに思うほど 被害者の位置に立って…

桑原朱里
2週間前
14

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (11)

第5章 とりつかれた意識 ルシエンによって語られる、 古い呪術師と影の実体 これらの存在について、 それぞれに詳しく書き表されているのが

桑原朱里
3週間前
6

宝物

箕面は幸せの記憶しかない 大切な思い出の宝庫のような場所で 北摂から引っ越して、 もう十数年になるけれど そのあいだも、 このいまも、 ぽっかり開けた広い空と、 す…

桑原朱里
3週間前
13

差別

米山さんの投稿をちらちら目にしていたら、 最初は気持ちの落ち込みや 視界がもやけた雲におおわれるよう、 メンタルにきていたけれど 今日なんかは、 言葉そのままの意味…

桑原朱里
1か月前
15

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (10)

その前に書かれている文章 (観察的な沈黙からある、 鋭敏な個人)を受け あとに続く日本語に、 あれっと混乱を思うかもしれない箇所を抜き出します

桑原朱里
1か月前
5

月の牢獄 (61)

オリンピックの開会式 それは儀式であることを そうして供物を捧げることでもたらされる力に よって、 実行せんとする意図がその都度あること これまでも書いてきた ツ…

桑原朱里
1か月前
14

友よ

二十代のどこからか、 小説をあまり読まなくなって 梨木香歩さんの本も 『りかさん』 で止まっていたのが 加藤さんの 個展 日記帳をきっかけに 再び梨木さんの本を読み始…

桑原朱里
1か月前
15

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (9)

流動的な順応は 自分への許可なくしてはで 四つの現実の観察を可能にするのは 全てへの謙虚さ

桑原朱里
1か月前
3

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (8)

本に書かれていることを、 実践や体験、 そこでの体感なくして、 意識認識 に落とし込むことは難しい それを体験化するのに必要なのは 身体感覚で あるときに そうした…

桑原朱里
1か月前
7

祈り

生まれたときから引っ越し続きで 渡り鳥のようにいたなかで 福岡から佐世保に渡ったのをさかいに 夏はただ夏だったのが 無知が自覚へと変わる 小学校に入って二度目の夏…

桑原朱里
1か月前
15

同じ

父とサンさんの命日。 ふたり体を離れたその日、 そのとき強く思ったことは ひとつは なにも変わらないこと 父もサンさんも 変わらずにいるということ もうひとつは い…

桑原朱里
1か月前
11

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (7)

本文の紹介を始めさせていただくにあたり、 以前にも書きましたこと また繰り返しになりますが 本に書かれていること わたしなりの受け取りを言葉にしたものは ただひとつ…

桑原朱里
1か月前
8

このひと月、 ほぼ毎日顔をあわせていたひとが 昨日はおられないと思ったら、 一昨日の朝に亡くなられたことを知る わたしもそんなふうにと、 うらやましく思うほど なんて…

桑原朱里
1か月前
21

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (6)

本文の読みときに入ります。 先にも書きました通り、 ここは特に重要である! という箇所を抜き出して その文を紹介するというよりも 本を読み進めるにあたって 書かれ…

桑原朱里
1か月前
7
『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (12)

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (12)

第五章 とりつかれた意識 の前半部 古い呪術師と影の存在に関する
ルシエンの説明は 書かれていることのままで 説明の必要を思わないけど
オカルトとは何かが数ページの内に書き表されていることが、 どうしたら
可能になるのか この本が、 パンや果物ではなく 岩をかじるように感じる
理由は この五章にあるものからも それをわかる

満ちる潮 道をつくる

満ちる潮 道をつくる

去年の7月以来の京都は真夏のピークよりも暑く感じた
JRがとまり動けないでいたあとなんとか帰り着いた大阪もまた
気が遠くなりそうな暑さに、 ひさしぶりに過ごした京都の時間が
流れ溶けてしまう思いになった

でもいまは無事、 京都の二日間、 細やかによみがえる
ゆくタイミングがあい、 坂口さんの絵を初めて直接目にすることができた
加藤さんの個展では ひとは神さまであることをわかった

大阪がささくれ

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すべてへの責任を持つ

すべてへの責任を持つ

ゲリーは葛藤をうみだす最大は自己憐憫だと言った
五輪開会式で集合意識が押されたスイッチが被害者意識なら
8月はその発露、 あまりにもに思うほど
被害者の位置に立ってなされる差別による暴力を
ばらばら空から巨大な雹が降り落ちるみたい目にしては
被害者意識に突き動かされるのを制御できずにドラマの投資を
続けるその暴走列車のような自分自身にとまどうひとの苦しみを
雹が降り落ちるそのもとなる雲の分厚いたち

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『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (11)

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (11)

第5章 とりつかれた意識
ルシエンによって語られる、 古い呪術師と影の実体

これらの存在について、 それぞれに詳しく書き表されているのが

宝物

宝物

箕面は幸せの記憶しかない 大切な思い出の宝庫のような場所で
北摂から引っ越して、 もう十数年になるけれど
そのあいだも、 このいまも、 ぽっかり開けた広い空と、 すばらしい風
ふくよかな山の緑や、 流れる川の景色が ふっと目や胸に浮かぶ瞬間が
しょっちゅうなくらい たびたびある 

また、 どれだけ大阪がゴッサム化しても どうか箕面だけは変わらずに
このままを願う思いも、 選挙のたびに、 懸念とと

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差別

差別

米山さんの投稿をちらちら目にしていたら、 最初は気持ちの落ち込みや
視界がもやけた雲におおわれるよう、 メンタルにきていたけれど
今日なんかは、 言葉そのままの意味で ほんとうに吐き気がしてきて
さらにいまは心臓が痛い

差別に大きいも小さいもない
差別は差別だし そこに差異があるとしたら それは差別への自覚度で
差別に無自覚であるほど、 そのことで傷つくひとがいることに気づかない

気づいてない

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『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (10)

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (10)

その前に書かれている文章 (観察的な沈黙からある、 鋭敏な個人)を受け
あとに続く日本語に、 あれっと混乱を思うかもしれない箇所を抜き出します

月の牢獄 (61)

月の牢獄 (61)

オリンピックの開会式
それは儀式であることを そうして供物を捧げることでもたらされる力に
よって、 実行せんとする意図がその都度あること これまでも書いてきた

ツイッターでは 「悪魔崇拝」 という言葉が しばらくの間トレンドに
上がったみたい 誰が見ても感じるものがあったのだろう
開会式はもうあまりにもそのままで ここに書く必要を思わないけど

そうしての、 彼らの意図のところは 今回の儀式も同

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友よ

友よ

二十代のどこからか、 小説をあまり読まなくなって
梨木香歩さんの本も 『りかさん』 で止まっていたのが
加藤さんの 個展 日記帳をきっかけに 再び梨木さんの本を読み始め
残すところあと一冊、 『村田エフェンディ滞土録』 読み終わる

本を、 読書をこえた体験に 胸が焼かれ ぼうぼうと涙が出る

この作品が、 『家守綺譚』 とつながっていること知らずに読んでいたから
また今朝見た夢ともあいまって ほ

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『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (9)

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (9)

流動的な順応は 自分への許可なくしてはで
四つの現実の観察を可能にするのは 全てへの謙虚さ

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (8)

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (8)

本に書かれていることを、 実践や体験、 そこでの体感なくして、 意識認識
に落とし込むことは難しい それを体験化するのに必要なのは 身体感覚で
あるときに そうした知覚を持つことの困難さの理由が 16頁〜21頁、
ソマイとルシエンによって語られる。 その際のルシエンの言葉のなかに
はてな? となるところを抜き出します。

祈り

祈り

生まれたときから引っ越し続きで 渡り鳥のようにいたなかで
福岡から佐世保に渡ったのをさかいに
夏はただ夏だったのが 無知が自覚へと変わる

小学校に入って二度目の夏休み、 特別の授業があるからと
休み気分のまま学校へゆくと 向かったのは視聴覚室で
そこで原爆投下の映画(アニメ)をみんなで観て
上映が終わったあと そのときの窓から見えた空の青さが
なんでなのかもうずっと 原爆投下の日が近づくと
目の

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同じ

同じ

父とサンさんの命日。

ふたり体を離れたその日、 そのとき強く思ったことは
ひとつは なにも変わらないこと
父もサンさんも 変わらずにいるということ
もうひとつは いままであたりまえでしかなかった幸せは
もう二度と、 これからの人生にないということ

これ以上失うものはなくなったぶん これ以上の幸せもなくなった
それでも 父もサンさんも変わらずにいることは はっきりわかる

そうでしかない その認

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『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (7)

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (7)

本文の紹介を始めさせていただくにあたり、 以前にも書きましたこと
また繰り返しになりますが
本に書かれていること わたしなりの受け取りを言葉にしたものは
ただひとつの見方であり、 個人的認識なだけであることをご理解のうえ
その読み取り、 先にルハンに確認してもおりませんことご了承のうえ
(なのでわたしの理解はとんちんかんなものであることも、 多々あるかも
しれません) とんちんかんかは自分ではわか

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鏡

このひと月、 ほぼ毎日顔をあわせていたひとが
昨日はおられないと思ったら、 一昨日の朝に亡くなられたことを知る
わたしもそんなふうにと、 うらやましく思うほど
なんて自然な亡くなられかたなのかと思う旅立ちだった

一昨日の前の日、 ふわっと見たそのひとは、 いつもどおりの様子でいて
オーラもしっかりしていて 誰よりも濃いくらいで  それでもなんで
予兆となるもの わたしは何も感じなかったのかと へ

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『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (6)

『平行的な知覚に忍び寄る技術』 を読む。 (6)

本文の読みときに入ります。

先にも書きました通り、 ここは特に重要である! という箇所を抜き出して
その文を紹介するというよりも 本を読み進めるにあたって 書かれている
言葉に内包される情報を意識的に吸収する際、 すっとスムーズに入りずらい
のではないかと思われるところの書かれていること、 わたしなりの理解認識
を言葉にし、 こちらで共有することで こういう見方もあるんだなと
ホログラフィックな

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