#リカバリー
気持ちのリハビリの記録|膠原病退院後の生活【その15】 復職後一カ月『求める自由 どこにでも行ける道具がほしい』
思うように歩けなくなった。電車に乗るにも、バリアがたくさんある。バイクにも自転車にも乗れなくなった。今、辛うじてできるのは、近距離の車の運転練習くらいだ。
手段がないだけではなく、出かける体力もない。これから先は、いつ悪化するかわからないから、遠出は難しいのかもしれない。
そんな、外出や移動の自由を失ったことが、鬱々とした気持ちの原因のひとつなのだろう。
何だか監禁されているような気分。閉じ込め
気持ちのリハビリの記録|膠原病退院後の生活【その14】 復職後一カ月『うつの日内変動を何とかしたくて、プールに行ってみた』
🔹「本物の自転車」に乗ってみた休日入院中から「気分をアップするのに効果的かも。有酸素運動のせいかな?」と思っていた自転車。いよいよ、本物の自転車に乗ってみた。
私は自転車を持っていないので、知人の自転車を借りて、車が来ない道で跨った。サドルに座るのは、久しぶりの感覚。何だか初めて自転車に乗るような気分で新鮮だった。
恐る恐るこぎ出してみる。
足が何度もペダルを踏み外した。
足の位置感覚がマヒ
気持ちのリハビリの記録|膠原病退院後の生活【その7】 復職後一週間『不安の中で確かめる自分の足あと』
復職して最初の一週間、確かなものはまだ何もなかった。
🔹 🔹 🔹
毎朝、5時半頃に自然に目が覚めた。病院での生活リズムのせいもあるけれど、久しぶりの社会生活で、気持ちが昂っていた。
リハビリのペースは崩したくなかった。リハビリだけが自分の拠り所のような気がしていたから。だから、起きてすぐに冷たい水で顔を洗って、硬い木の柄がついた、黒い金属の杖をつかんで、外に出た。
この杖は、