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受験に読書は必要?①読書の歴史とその効果を10年目の国語講師が真剣に答えてみた。
<読書はいる?いらない?>
Answer 「いる」
オンライン家庭教師おおすみは「要る派」です。
けど受験はそうも言ってられないタイミングもありますね。
その対策は後のシリーズで示していきます。
まずは、前提として、要るか要らないかであれば、
かなり「いる派」です。
実際Twitterのアンケートの結果は興味深いものでした!
(教育関係、先生学生さん、保護者さんのフォロワーが多い)
一時期、好き65%嫌い35%くらいでしたが、現在は8:2くらい。
ずっと気になっていたことがあります。
— おおすみゆう先生✎合格の先を見据えたサポート (@OosumiYt) May 11, 2022
みなさま、
読書は好きですか?(Note記事の参考にさせていただけたら幸いです)
いるか?いらないか?という質問とは少し異なりますが、
好きが多数派なのは興味深いです。
この結果を受けても、
おおすみとしても読書を推す理由として、
読書の起源から語ってみましょう!
(回りくどいですね(笑))
<読書ってなに?>
▪︎読書は対話の進化系
読書は、
文字の発明当初から、
「対話の進化系」とされています。
言葉を視覚化できなかった時代、
一つの物事を考え続ける、
複雑な計算をすること、
はできなかったと言われています。
(単純に記憶力がぁぁ…が原因です)
文字が出来上がって、記録していくことで、
どんどん思考や計算を複雑にしていくことが
できる様になりました。
昨日考えていたことの続きを、
今日考えることができる様になったのです。
つまり「複雑な思考・計算」を処理するには
基本的には書く事と読むことが必要なのです。
(もちろん例外的な超人も…)
これだけでも、読書の価値が伝わると思います。
<読書は対話の進化系?>
▪︎普段話せない人と話せるということ
また読書は「対話の進化系」です。
だから、
「自分より知能が高い存在、
身近にいない存在と話す機会」になります。
これは昨今みんな大好き
「動画でもいいやん?」
と声が飛んできそうですが、
動画は「見る、聞く」ことはできますが、
「考える」をするには不向きです。
それは情報がドンドン流れていってしまうからです。
わかってなくても進んでいってなんとなく飽きない。
それを活用するのも一つの手ですが、それはまた別のお話で。
(だから幼児は動画大好き)
読書は自分のペースで読み進め、
「見て、読んで、イメージして、考える」
この段階に価値があります。
だから、わからなかったら止めて、
理解できる様に考えて、
”自分の物”にし易いのです。
<読書で成長すること>
▪︎言葉から物や様子をイメージする力
読書で、特に大切なのが、
イメージする部分。
これを伝えるために、
よく生徒さんに使う例が
「厳か」
の言葉。
はい、これまず読めますでしょうか?(ニヤリ
ThinkingTime
…
「おごそか」
ですね。
わかってる方すみません(笑)
この「厳か」
なかなか言葉で雰囲気を説明するのが難しい言葉です。
しかし、森林や、神社、歴史的な場所等、
身が引き締まる場所によく使われます。
(辞書で引いてみてもいいですが、
引く方が混乱するかもしれません。)
イメージを共有するのに手っ取り早いのが
Googleで「厳か」といれて、
《《画像検索》》
です。
是非お試しを。
とにかく、大切なことは
「厳か」
という言葉を見たときに、
どんなイメージを想像できるか。
それが文章の中で扱われることによって
文脈によって、登場人物の状況によって、
言葉では言い表しきれなくとも、
雰囲気で掴むことができるのです。
そうして文章の中で、
読書の世界観の中で、
語彙力、想像力を築くことが
読書の醍醐味です。
これは最初自分のペースで
ページを捲りながら行い、
それを意識して少しづつ早めていくことで
スピードアップしていきます。
つまり、
文章で作られた世界観から
⚪︎言葉と実際の物
⚪︎言葉と雰囲気
の関係性を学ぶこと、これが読書の効果だと考えます。
(小説でも評論文でもどっちでもOK)
読書の真髄は速読よりも、遅読や精読にあると言われます。
この様に「言葉を理解し扱える様になる」には
読書の存在は不可欠だと私は思います。
そんなことを教えてくれる1冊がこちら。
<読書が苦手な人におすすめ>
「でも読書が苦手やねん」
という人もいますよね。
そういう方には次のことをお勧めします。
▪︎難しい本を読まない。
ラノベも立派な読書、ノベライズも読書、大切なのは活字→イメージの想像力を使うこと。
▪︎興味がある本を端から読んでみる
全部読み切らなきゃ‼︎は読書のハードルをあげてしまいます。
▪︎短編集から読む
寝る前にちょっとお勧めです。
▪︎読書の方法みたいな本は読まない
ハードルは上げない。
⚫︎読書が苦手な方にお勧めな1冊
伊坂幸太郎さん/死神の精度
短編集で、伏線の回収が鮮やかで、サクサク楽しんで読めると思います。
今日のところは以上です!
また次回、「受験の読書有りの勉強方法と無しの勉強方法」を紹介します!
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