ニート3年生、病気も将来も放置してみた。
▽ニート生活1年目と2年目の振り返りはこちら
ニート3年目に突入した今年は、
7年間苦しんだ過食症から卒業する転機となった。
◇ニート生活3年目(2024年:32歳)
*このままだと一生無職?タイムリミットを感じて焦る
過食症の治療目的で始めた実家での無職生活。3年目を迎えても、治る兆しは見えなかった。もちろん相変わらず、就活に取り組む元気もわかなかった。
さすがに焦り始めていた。
「3年」という数字が、一つのタイムリミットのように思えたからだ。
もし今年中に治すことが出来なければこのままズルズル過食が続いて、40代50代になっても無職実家暮らしを抜け出せないのではないかと思った。
*治らない過食を放置してみる
吉野敏明先生の動画をたくさん見て、
私の過食を引き起こしているのは
四毒(小麦・砂糖・乳製品・植物性)による中毒性だと理解した。
(参考:https://www.youtube.com/watch?v=4hlnOKhTknM)
でもいくら頭で理解しても、身体は言うことを聞かなかった。
重だるさ、寒さや暑さ、不安を感じるなど
本当にちょっとしたストレスがきっかけで
お菓子を詰め込んでしまうという悪癖が治らなかった。
そんな時にたまたま見たのが
精神科医の名越康文先生のチャンネル(どの動画かは忘れた)。
うろ覚え要約ではあるが、先生はこんな事をおっしゃっていた。
放っておいたほうが治るというのは何となく分かる。
「”また過食してしまうんじゃないか”という恐怖」から過食するなんて事もよくあるくらいだから、「病気である自分」にフォーカスするほど治らないはずだ。
幸い私はオタクなので、アニメやゲームなど楽しみはたくさんあった。
だから過食は一旦放置して、趣味を楽しもうと思った。
スイッチが入ってしまったら諦めておいしく食べる。
それに気が乗らないのに就活したところで、良いご縁はないだろう。
だからひとまず「病気も将来の不安もすべて放置」を決め込んで、オタ活を全力で楽しむことにした。
*結局、過食してると好きなことも楽しめない。過食で得られた学びの終わり
しかし、「過食を放置して趣味を楽しむ」を実践してすぐに気づいたことがある。
それは、結局過食をすると趣味も楽しめなくなってしまうということだ。
推しの動画一つ見るにしても
過食をした後では倦怠感がすごいし、
お腹も痛いし集中出来ない。
結局途中で観るのをやめて、ショート動画を見てダラダラしちゃったりする。
今考えたら、この「オタ活を楽しめないのが嫌」っていうのが過食卒業を決意した大きなきっかけだったんだな。笑
それにもう7年も過食の沼にいて、
自己分析や自己対話も十分繰り返した。
このまま過食を続けていて学べることは何一つないと確信したのだ。
だから、仕事探しよりも結婚よりも、まずは過食をやめて好きな自分になろうと決心した。
*ニート1,2年目はモラトリアム期間だった
ニート1、2年目の私は
「過食を治したい」なんて口先だけで、
きっと心の底ではそう思っていなかったんだと想う。
本当は、ずっと無理して働いてきたから休みたかった。
そして「過食症」という現代病を体験しながら自分探しをしていたかった。モラトリアムに居たかったんだと思う。
そしてそこで得られる学びは終わった。
だから魂が「もう嫌だ。本気で卒業しよう」と声を上げた。
それは悲痛な叫びというよりも静かな決意だった。
そしたら自分に合った情報が入って来て、
あっという間に過食を卒業出来たんだ。
そう考えると、「7年かけて過食を治す」というシナリオは最初から決まっていたような気もする。
もちろんもっと早く治せるシナリオもあったんだろう。
でもこのシナリオを選択したから、私は今これを書いている。それが幸か不幸かは置いといて。
もっと早く治した方が幸せだったかもしれなし、自分の努力があと5%足りなければ、今もまだ過食の沼の中に居ただろう。
今この時だって油断すれば、いつでも沼に落ちることは出来てしまう。
結局運命という抗えない大きな波に乗りながら、その時に最善だと思う舵を切っていくしかないのだ。波自体を変えることは、私たちには出来ない。
正論や小手先のノウハウで過食は治りません。
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