アラサーが首・肩こりを治すために全力の試行錯誤をした結果、効果があったこと6選
首・肩こりは辛い!なったことがある人には一発で通じるだろう、あのだるさ、重さ、そして痛み。
2020年にひどい肩こりで数日間ベッドから動けなくなって以降、私はずっとこの悩みを抱えているのだけど、自分なりになんとかしたくて全力で試行錯誤を重ねてきた。
ある程度効果が出てきたのか、今は痛みを感じることが激減したので、その中から実際に効果があったものを紹介したい。本気でなんとかしたかったので、時間とお金と手間がかかるものも含まれているけれど、それだけ本気だったということで…!
整形外科に行く
当然のようだけど、まずはやっぱりこれ。専門のお医者さんに診てもらい、根本の原因を特定し、その上で適切な治療を受けるのが一番大事だと思う。
私の場合は、パソコン作業のしすぎによるストレートネック(首のS字カーブが前屈みの姿勢により失われ、真っ直ぐになってしまっている状態)が原因で、神経まで影響が出てしまっていた(!!)
まずは痛み止めと湿布をもらい、応急処置をしてもらった。とにかく動けないくらい痛い場合は、とりあえずお医者さんに行く。
理学療法士に見てもらう
整形外科でレントゲンを撮ってもらって、原因を特定し、対処するお薬をもらうところまでは、応急処置なのかもな、と数年同じサイクルを繰り返して分かってきた。
その場のこりは取れるのだけど、根本の首の歪みや姿勢の悪さは、お薬では解消されない。大事なのは(そして求めているのは)根本的な解決だ。そこで、筋肉の様子や体の使い方を見てもらえるのが、理学療法士という体のプロ。
マッサージや整体に行く人も多いと思うけれど、私の場合はそもそも強すぎるマッサージが原因で悪化させていたという経緯もあり、怖くて行けなくなってしまった。
理学療法士の人は体を触って、どう動かしたりどうストレッチをしたら根本の原因にアプローチできるか見てくれるし、マッサージのようなことをしてもらえる際にもプロなので安心して任せられる。家でできるストレッチや筋トレも教えてくれる。根本の原因にアプローチしてもらえるので、ゴリゴリ揉むマッサージよりずっと効く。
私の場合、ずっと疑問だったことが理学療法士さんに聞くことで解消された。私は小さい頃バレエを習っていたこともあり、姿勢は自分で言うのもなんだけど悪いとは思わなかった。他人から「姿勢いいですよねー」と言われることも割とあった。それなのに首はガチガチだし、背中もほぼ動かせないくらい固い。毎日いい姿勢なのに、なぜ?と思っていたのだけど、プロに聞いたところ、バレエをやっていた人は体が柔らかすぎて、しなった状態でデスク作業の際の無理な姿勢を吸収してしまい、むしろ首・肩の筋肉に負担がかかってこりがひどくなってしまう場合があるとのことだった。
もう一つ、革命的だったのが、首・肩こりの原因となっているのが、胸椎の動きが悪いことだと教えてもらったことだった。横隔膜も全然動かせていない、と教えてもらった。横隔膜を動かすのに一番簡単でいい方法は、深呼吸をすることらしい。処置を20分してもらっただけで、呼吸がしやすくなって驚いた。
確かに、強いストレスがかかると浅い呼吸ばかりになって、あんまりリラックスして深呼吸をすることもなくせかせかと生きていたな、と普段の生活の中にも原因があったように思い、深く納得した。
納得感というのは、何事においてもすごく大事だと思う。
ピラティスに通う
通い始めて1年ほど経つけれど、本当に効果が出ている。
理学療法士さんのフィードバックで、体がうまく使えていないということが分かったので通い始めたのだけど、ピラティスは私にはぴったりだった。
まず、正しい姿勢を保ったままで運動をできるということ、また、胸式呼吸を促されること、あまり激しい運動ではなく、ゆっくりと筋肉を使うことを意識しながらできることが、首・肩こり持ちにはぴったりだった。
通い始めてから、理学療法士さんからも「本当に体の使い方が上手になりましたね!」「ちゃんと動かせています」と褒めてもらって、すごく嬉しかった。ピラティスのおかげだと思う。
流行りのおしゃれエクササイズ見たいなイメージもあるけれど、きちんと効果が出るし、研究もされているし、筋肉だけでなく自律神経も整う効果があるので、運動に慣れていない人にもおすすめしたい。私は大学生の時にジムで走っていた以降全く運動していなかったけれど、ピラティスの初心者コースは割とすんなりと馴染めた。運動すると気分も上がるので楽しい。
ちなみに、ピラティスのクラスで使っていて「これは気持ちいいー!」と思ったのが、このトリガーポイントを使って背中を伸ばす動き。
普段丸まっているところが伸びてすごくいい。トリガーポイントはAmazonでも買えるし、いい使い方はYoutube動画で色々紹介されているので、ピラティスに通うまではしないけどいいストレッチがしたいという方は、これもおすすめ。
オフィスチェアのアップグレード
オフィスチェアは、本当に探し回った。有名なHerman Millerのショールームに行ってみたり、Amazonで安いけど評価がいいものを買ってみたり、ネットで記事を読み漁ったり…
一般的にいいオフィスチェアとされているものは、いろんなパーツが動いたり、カスタマイズが効き、体にピッタリの理想な姿勢を作り出してくれるものだ。
でも私は背が高くないので、低身長でもピッタリくるサイズ、高さのあったヘッドレスト、アームレストがある椅子を見つけるのはかなり大変だった。
結果として、浅草にあるオフィスチェア専門店に行き、コンシェルジュにアドバイスしてもらって、オカムラのバロンという椅子の、背が低い人向けのスペシャルカスタムをした「エクストラローバック」というタイプの椅子を購入した。
これが届いて1週間くらいで、魔法のように凝りが軽減された。これだけで姿勢が改善する人もいるだろうし、これだけではダメだという人もいると思うけれど、椅子を使って体にかかる負担を軽減するのはかなり効果がある。
モニターの導入
オフィスチェアと合わせて、働く環境をなんとか整えようと思った。
目線が目の前にくるように、高さの調節できるモニターを導入すると、首の角度に負担がかからなくなって、とても良い。
私はガジェット系に全然興味がなく、調べる気力がわかなかったので、高さが固定されたモニターをちょうどいいサイズの空き箱の上に載せて使っている。
コアラマットレスへのアップグレード
最近よく広告を見かける、オーストラリアのマットレスブランド、コアラマットレス。寝る姿勢は本当に大事で、寝心地の違いはバカにならないので、奮発して購入した。
実際に安めのホテルの柔らかすぎたり硬すぎたりするマットレスで寝続けると首・肩こりがどんどん酷くなっていくのを経験していたので、マットレスは本当に大事だな、と思う。
コアラマットレスにはものすごく満足していて、同棲する際にも、彼氏にお願いしてマットレスをコアラのものにした。
首・肩こりのある人は、少し固めのマットレスがおすすめと前に聞いたことがある。私はコアラマットレスのBreezeか、Bambooの固い方をおすすめしたい。
おまけ・今後やりたいこと
私の首・肩こりは一時に比べると本当に良くなり、お医者さんも「良くなりましたね」と言ってくれるようになった。ただ、まだ完全に治ったわけではないし、無理した姿勢で作業を続けた後はやはり痛くて体がきついため、改善は今後も続く。以下、これから余裕があればやってみたいなと思っている事柄である。
歯科矯正:筋肉への負荷のかかり方には噛み合わせも関わってくるといろんなところで読むため。私は噛み合わせが悪く、歯軋りもあるので、いつかは矯正がしたい。
ぱかっと左右に分かれているキーボード:いろんな人の記事で肩こりにいい!とおすすめされているのを読んだため。
まとめ
以上、首・肩こりに効いた打ち手である。かなり本気で取り組んだので、ちょっと大変なものが多いけれど、何もしないとコリがずっと続くと思ったら本気でなんとかしたいと思う人も多いと思うので、公開してみました。少しでも参考になれば、嬉しいです!