気がついたら5月になっていました。 さて、本日は新作入荷のお知らせです。 5月4日(水)18時より、タグボートで新作販売のスタートです。 今作はアジアのダウンタウンと前面に描きながら、奥にはそびえ立つビルを描き。中央には空中船が飛ぶ作品になります。 《作品内容》 寒い日の朝、6時くらいに街を歩く。 放射冷却で霧が立ち、冷え切った夜の温度を持つ、冷たい階段に座りながら物事を考える。 雑多なストリート、捨てられた夜のゴミが四隅に残る朝。頭上を貨物船が飛び、どこかで火事が起こ
気付いたら桜が咲く季節になりましたね。 新生活の準備が始まってきましたね。 本日、新しい作品がタグボートに入荷しました。 今回入荷した作品は『団地のイヌクシュク』です。 《内容》 知識を求めて、3人は朽ち果てた団地の中心地に来ていた。そこには、巨大な一枚の石の板が立っており。触れると、ホログラム映像が映し出された。様々な映像や文章など、これまでの人類の知識が集められた。1つのアーカイブとして、彼らに知識を与えてくれた。 《作品説明》 「団地」というのは、日本においての集
いよいよタグボートアートフェアまであと1週間となった。 今回は総勢61名のアーティストが集結。 このアートフェアはタグボートの取扱作家のみで構成されたアートフェアだ。恐らく世界中どこを見てもギャラリー単体でのアートフェアは見ないだろう。 そもそもアートフェアとは何であるか? 最近はアートフェア東京の話をよく聞くと思う。 「アートフェア東京」 https://artfairtokyo.com/ アートフェアは一言でアートの見本一。 アメリカ、イギリス、中国などで行われて
昨年の緊急事態宣言で企画がとん挫してしまい、なかなか開催が決められない状況でいました。 そんなこんなで昨年夏頃に取扱先のタグボートギャラリーが3月に独自のアートフェア開催が決まり、この度「反重力建築展:NEW REVIVAL」の開催が決まりました。 作品構成はストーリー性強くしながら、反重力について触れていきます。 少しネタバレになりますが。 反重力に触れるとはどいうことなのかと言うと、そもそも反重力は何なのか?から入ります。 反重力は冷たい重力と呼ばれ、反作用する力
建築の人と話すと、毎度建築の話しか出てこないことが疑問であった。 その度に「他に面白い話はないのか?」と思いながら、学生時代は過ごしていた。 大学院の時に修士論文を書くにあたり、色々な建築書から理論の考察と構築を行った。しかし、行き着いたその先にあったものはただ一つ。 「建築から建築の知識は得られない」 これが辿り着いたものだった。修論を書くうえで、理論を組み立てるには多角的な角度で物事を考え、構築する必要がある。 建築から建築の論文を書く行為は近親相姦と同じことで
『君が世界のはじまり』 監督のふくだもももこが自身で書いた小説『えん』、『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』を原作として撮った。 大阪の寂れた街を舞台に松本穂香演じる主人公の「えん」と彼氏を何度も取っ替えながら危うい恋愛をする親友の琴子と共に退屈な日々を過ごしていた。 ある日、琴子はサッカー部のナリヒラに一目惚れしてしまう。 2人の関係が離れる一方で片山友希演じる「ジュン」は東京から転校してきた伊尾と出会い、体を交わらす関係になりながらもお互いの家庭環境
今日建築の方と話していて、建築学生の模型は精巧で作り込みが凄い。 あれ、値段つければ買い手がいそうですね。と話していた。 ただ大きいのは買い手がつきにくいから、スタディ模型や小さな模型とか買う人がいるはず。 トミカや鉄道模型をコレクションしてる人がいるなら、建築模型も欲しい人はいると思える。 それに建築模型は全て同じ物がなく、どれもがオリジナルである。 しかも設計図やパース、建築のコンセプトを簡単なポートフォリオとしてセットで売れば価値はある。 ただ、残念なことに
長らく放置してましたが、久しぶりの復活です。 コロナで緊急事態宣言となり、5月末に解除されてようやく自由に動けるようになった。 また感染者が増えてきたけど。 久しぶりの復活投稿は以前、設計事務所であった事を書きます。 元々在学中からイラストを描くのが好きで、ポートフォリオにも設計よりアート関連に近いものばかりを載せていました。 大学院2年の時に就職活動でポートフォリオをアトリエの所長に見せると苦い顔をされる。 その時に載せていた作品が下のものです。 このポートフ
企画展告知 『反重力建築展:NEW REVIVAL』 2017年10月に開催した。「反重力建築展」は現在において実現不可能であるテクノロジー「反重力」を実現可能となった未来を想定して建築に応用した時、建築はどのような形態に進化するのか。 またどのような世界になるのかを絵画を用いて表現した作品の発表を行った。開催期間はわずか5日間であったが、SNSでの口コミ効果もあり、700名の来場者数を記録した。来場者は建築好きから、SF好きなどの多岐に渡る方々が来場、その多く
上の作品は6年前の今頃に描いてた作品で下の作品は今月初旬に描き終えた新作。 6年前はまだ線が未熟で今よりも緻密性が足りていなかった。 それからは常に研究に研究を重ねて今の画風になった。もちろん今も進化の途中である。そして6年間で描いた枚数はおよそ50点ほど。 よく「いっぱい描けばうまくなる」と言うが、半分当たりで半分そうじゃない。 ただ描くだけでは上達しない。 何枚か描いて考察しながら求める描き方をひたすら研究するのみだ。そして必ずしも上手く描く必要はない。
今東京とかでやってる建築展の多くはコンペで最優秀賞を獲った人や有名建築家が展覧会を開いたり参加してたりする。 一見すると建築展って優秀な人間しかできないものなのか?という敷居を作ってしまっているように思える。そのため建築界で展覧会を行う事=優秀な建築家に見える。 学生の展覧会では学内で選ばれた者だけが出せる全国学生卒業設計コンクール、レモン展。 建築家ではSDレビューなどだ。 どれもが選ばれた優秀な人間が集まり、その後においても優秀な人間だけが注目される世界である。
映画『空の青さを知る人よ』 「あの花」「心が叫びたがっているんだ」で知られるアニメーション監督、長井龍雪の最新作『空の青さを知る人よ』。 主人公は秩父で暮らす高校生の相生あおいは高校卒業は東京へ出てバントを組むことを夢ながらベースを弾く日々だった。 そんなあおいは幼い頃に高校生の姉のあかねが当時恋人であった慎之介のバンドに憧れをいだいていた。しかし、両親が突然の事故で亡くなり、姉の夢であった慎之介と共に上京する道が絶たれ、幼いあおいを育てることになり、慎之介は上京し
建築家という仕事は3・11で大きく変わったと感じる。あの日、黒い大津波がいとも簡単に建築をおし流す様子を見て「建築家の時代は終わったな」と感じた。 そして「これから需要があるのはハウスメーカーで、社会は強い建築を求める」と見た。 しかし建築家の時代は終わったと思っても建築家が完全に消えるわけではない。 3・11以降世間が求めたのは「強い住宅」と福島原発をキッカケに「エコ」を強く意識した。 一方で建築家は「繋がり」というテーマでコミュニティデザインをするようになり地方に目
長期連休が始まりました。 これから5日間ほど実家に帰省して、実家から新幹線に乗って8月17日の展覧会に入ります。 僕が代表を務めるANOMaRY Studioでは作品制作以外にも建築展の企画も行なっています。 作家は本来作品制作だけかと思いますが、実際は自分で企画を行う方もいます。 悪の建築展は僕の自主企画で5年ほど年一回のペースで開催しています。 この展覧会は芸術で建築を描く作家を集めて建築のアイデアに繋がるコンセプチャルに焦点を定めた展覧会です。 もともと建築と
新作のペン入れもいよいよ終盤。 ペン画を始めて来年で10年、早い。 実はもともと僕は色鉛筆で絵を描いていた。 大学時代の卒業設計は全て制作だった。 所属していた研究室の先生は自由にやれせてくれる教授だったので最後だしオリジナルティを求めるなら「絵」思い、設計でなく絵を選んだ。 そして中間発表までに描いた絵が下の作品だ。 今見るとスピリチュアルな作風だと感じる。 内容は旧約聖書に登場するエデンの園の続編として描いた作品。 知恵の実を口にした人類は楽園を追放された
本日は雨のため1日作品制作です。 ところで時々聞かれるんですがみなさんは学生時代は優秀でしたか? 作家やってると「学生時代は優秀だったんですか?」と聞かれます。 作家やってるからそれなりに良い成績だったんじゃないかと思うだろうが。 正直言って優秀ではなかった。 落第点ギリギリで1年の頃は設計課題の忙しさとバイトで他の課題がうまく両立できずにかなり単位を落とした。 2年からは単位をあまり落とさずに何とか他の課題と設計課題の両立はしたけど設計の評価は泣かず飛ばす。