絵は上達するのか
上の作品は6年前の今頃に描いてた作品で下の作品は今月初旬に描き終えた新作。
6年前はまだ線が未熟で今よりも緻密性が足りていなかった。
それからは常に研究に研究を重ねて今の画風になった。もちろん今も進化の途中である。そして6年間で描いた枚数はおよそ50点ほど。
よく「いっぱい描けばうまくなる」と言うが、半分当たりで半分そうじゃない。
ただ描くだけでは上達しない。
何枚か描いて考察しながら求める描き方をひたすら研究するのみだ。そして必ずしも上手く描く必要はない。
学校の美術では写実的なものを教えてるが美術という授業はつまらないものになっている。
そのため絵=モチーフをしっかり模写する事が浸透しすぎて上手いというものが一本縛りになっている。
そしていつの間にか型にハマってしまっている。そこから抜け出すには大変だろうが少なくとも世界の画家を見れば上手い人は腐るほどいる。
そこで勝負できるのは圧倒的にモノを言うのは個性(センス)が強く出る。
こればかりは生まれた環境による。
しかしセンスがあってもそれでは勝てない。次に必要なのが「コンセプト」だ。
描く上で何をテーマとして描くのか。
これがあって初めて絵に意味を持つ。
「技術」「個性」「コンセプト」。この3つが絵を上達させ、人を引き寄せるのだ。
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