『統合失調症、躁鬱病が僕の生きる武器に変わった』不遇時代を変えたブログとの出会い
こんにちは、あまたつです!
統合失調症になり退院してからどこか閉塞感を感じていました。まともに働けない。結婚できない。あとはただ年を取るだけ。という現実に
「もう僕の人生は終わった」
時給200円で働くB型作業所にいた時はそう思っていました。なんで奨学金で大学に行ってしまったんだろうと自分の生き方を責めるようになります。
希望もなく、軽作業をやって休みの日はデイケアに行き人生を過ごしていました。
しかしある日、就労移行支援事業所を通っていた時から定期的にライン電話していた友人から「noteでブログやってるんだけど、試しに始めたら?」と言われました。
スピーチコンテストの原稿を書くのは得意だからまぁ書けるだろうと思い、やり始めました。
暗い記事を書いてもしょうがないから、統合失調症でも明るく生きよう的な記事を書いてみたところ、いきなりスキが15個来た時に「自分は書くのが向いてるのかも」と感じました。
生きやすくなるための考え方やエッセイを書いていてスキがもらえたことで
「自分は生きていていいんだな。誰かのためになってるのかもしれない」という肯定感が生まれました。
もちろん明るい記事ばかりではなく、障害を抱える生きづらさを言語化しブログで発信しました。
手書きのノートに悩みや葛藤を書いても、ぐじゃぐじゃで自分の気持ちを理解できなかたんですが、ブログに書くと客観的に整理できるようになりました。
しかも心の葛藤は誰かの葛藤でもあり、そういう記事のほうが評価はされました。
毎日のようにブログを更新する中で書きたいにテーマが浮かばない苦しみはあります。そんな時はウォーキングして心を観察します。
記事のタイトルが降りてくる感覚で思いついたタイトルはスマホのメモアプリにメモしてストックしておきます。
時にはいい記事が書けずスランプに陥ることがあります。それは同時に悩みや心の葛藤がなくなった証拠でもあります。
不幸はブログのネタになる。だから不幸は不幸と思わないようになりました。
一度自分のブログ執筆に価値があるのか分からなくなりブログをやめようと思ったことがあります。
そんな時に読者から無料の記事に投げ銭が来たことがあります。僕の記事にもお金を払って読む価値があるのかと思いブログを続けています。
統合失調症でまともに働けなくなった僕の苦しみ、葛藤、悩みを発信することでダメな自分を受け入れるようになりました。
ブログという自己表現で「生きていていいんだ」という気持ちになりました。
さらに作家をしていた知人から、本を出版してみないかと言われました。当時の僕は本を出すのは夢でしたけど確定申告などお金の問題が嫌で断ってしまいました。
その頃からいつか自分の本を出すのが夢になりました。
統合失調症はまだあまり知れてない病気です。統合失調症が身近な病気になってほしいと思いました。
障害者のメンバーで作る新聞に自分のエッセイを載せてもらい、地域の福祉施設などに送り色々な方に読んでもらうようになりました。
書く力が自分にはある。
それが自分の存在意義になりました。
また自分の考えや生きた証を残せることが続けるモチベーションになりました。
また同じ境遇の方と出会う機会もあり、悩んでいるのは自分だけじゃないんだと気づくことができ、孤独感を減らす効果もありました
これからも連載を続けていくのでお楽しみに!
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