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アイデアが上手くいくか手軽にチェックする方法〜小説のちょっとしたコツ

アイデアが上手くいくか手軽にチェックする方法〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「アイデアが上手くいくか手軽にチェックする方法」です。

アイデアをチェックするにはどのような作品を書くにせよ、最初はアイデアを出すところから始まります。

「悪役令嬢が現代に転生する話はどうだろう?」
「タイムリープを絡めた恋愛ものとかどうかな」
「異世界の探偵ものはいけるだろうか」

アイデアを出した

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セリフでやりがちなミス〜小説のちょっとしたコツ

セリフでやりがちなミス〜小説のちょっとしたコツ

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「セリフでやりがちなミス」です。

やりがちなミス小説を書き始めたばかりのころは、いろいろ失敗するものです。

初心者の方がセリフでやりがちなミスには、以下のようなものがあると思います。

誰のセリフかわからない

〜が言った。が続く

冗長、または説明的すぎる

それぞれ見ていきましょう。

1.誰のセリフかわからない1つめは発話者がわ

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賭けになるアイデアで勝負しよう

賭けになるアイデアで勝負しよう

作家志望者さんでも、新人作家さんでも、アイデアや企画を考えるときは、「これは賭けになっているだろうか?」と自問してみるといいです。

今回は「賭けになるアイデアで勝負しよう」という話です。

賭けとはここで言っている「賭け」とは、簡単に言うと、

リスクを取っているか

ということです。

書き慣れてきたり、プロになっても売れない時期が続くと、とかく「安定側」のアイデアを出すようになるものです。

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自分の「好き」を集めて作品に活かす

自分の「好き」を集めて作品に活かす

ほとんどの人は自分が好きなものを書いていると思います。

ですが、もっと意識的に自分の「好き」を集めておくと、より効果的に作品に活かせるようになります。

今回は「自分の好きの使い方」です。

好きを活かすにはみなさんの中には、自分の好きな作品をリストにしている人も多いと思います。

そういった作品を参考にして、自分の作品を書くわけですね。

それも悪くないのですが、もっと具体的な「好き」を集めて

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書いている途中で迷ったら

書いている途中で迷ったら

「どちらの展開にしたらいいんだろう?」
「このアイデアの方が良い気がするけど……」

詳細なプロットを作っていても、途中で別のアイデアが浮かんで迷ってしまうことがあると思います。

今回は迷ったときの判断基準の話です。

簡単な判断基準プロットは地図のようなものなので、詳細なプロットを決めてその通り進めば、それほど苦労せずにゴールまでたどり着けます。

ですが、途中で新しいアイデアを思いついてしま

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小説のアイデアをチェックする方法

小説のアイデアをチェックする方法

小説を書き始める前に、まず数行のアイデアを出すと思います。

最初のアイデアが悪いと、どれだけ上手く書けても、多くの人に読まれる作品にはなりにくいです。

今回は最初のアイデアをチェックする方法をご紹介します。

アイデアをチェックする最初のアイデアというのは、

○○が××して△△し、□□する話

といった、ある程度の展開を含んだ3〜5行くらいの文章です。

最初のアイデアの良し悪しで、読まれる

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小説でよくやりがちな失敗 【文章編】

小説でよくやりがちな失敗 【文章編】

小説でやりがちな失敗をご紹介するシリーズ。

今回は文章編です。

前回はこちら。↓

文章でやりがちな失敗3つ文章表現での失敗はいろいろありますが、初歩的な失敗(文意が伝わらないなど)を除けば、大きくまとめると3つくらいになるのかなと思います。

繰り返しが多い

バランスが悪い

想定読者とのズレ

それぞれ簡単に見ていきましょう。

1.繰り返しが多い1つ目の失敗は「繰り返しが多い」です。

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小説を書いているならコスト意識を持とう

小説を書いているならコスト意識を持とう

何度か同じことを書いていますが、読者は利益を得るために本を読んでいます。

たいていの場合、利益を得るには、ある程度のコストが掛かります。

小説を書いているなら、読者が支払うコストについて意識しておくといいでしょう。

今回はコスト意識を持とうという話です。

小説のコストとベネフィット読者は利益(ベネフィット)を得るために小説を読んでいます。

利益を得るために読者が負担するのがコストです。

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小説のあらすじを考えるたった1つのコツ

小説のあらすじを考えるたった1つのコツ

ライトエンタメ作品を出版している方や、ネット小説サイトに発表している方はお分かりだと思いますが、「あらすじ」はタイトルと同じくらい重要です。

ですが、あらすじについて考え違いをしている人も多いように感じます。

今回はあらすじの考え方をご紹介します。

あらすじの重要性noteに小説を載せている方にはあまりピンと来ないかもしれませんが、あらすじほど重要なものはありません。

何度も同じことを書い

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できるだけ早く作品の魅力を伝える〜小説のちょっとしたコツ

できるだけ早く作品の魅力を伝える〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「作品の魅力を伝える」です。

シーンの設計基本的に長編は本一冊分の分量で設計します。

何度も同じことを書いていますが、以下のようなボリュームですね。

・文字数で :10〜13万文字
・ページ数で:250〜300ページ(1ページ40字×15行くらい)
・原稿用紙で:300〜350枚

この分量の中でシ

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創作が停滞しているときに試せること3つ

創作が停滞しているときに試せること3つ

長く書き続けていると、いつも同じような作品を書いてしまい、次第に停滞してくるものです。

今回は「なんだか停滞してるなあ……」と思ったときに試せるちょっとしたコツをご紹介します。

試せること3つ停滞したときに試せることはたくさんあるのですが、今回は3つほどご紹介します。

2倍の結果を出すと考える

ターゲットを変える

得意技を封じる

それぞれ簡単に見ていきましょう。

1.2倍の結果を出す

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発表した作品が思ったほど上手くいかなかったら

発表した作品が思ったほど上手くいかなかったら

「なんかぜんぜん読まれないな……」
「予想よりまったく売れない……」

ネット小説サイトに作品を公開したとき、またプロ作家なら出版したとき(特にデビュー作)、予想していたほどの結果が出ないことがあります。

そういう場合の対処法はいろいろあるのですが、今回はちょっと厳しめの考え方をご紹介しましょう。

「そういう考え方もあるのか……」くらいで読んでもらえればと思います。

読者は必ずいるが……最初

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