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そのままでもお菓子作り等にも!金柑の甘露煮のレシピと活用まとめ
小さなみかんのようでかわいらしい金柑は、11月から3月頃に出回る一口サイズの柑橘です。
皮ごと食べることができて、生のままでも甘さと酸味とほろ苦さが楽しめますが、砂糖で煮るだけの甘露煮を作り置きしておくのもおすすめです。
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金柑は「金冠」に通じる縁起ものとされ、甘露煮にしておけばお正月のおせち料理にも入れられます。
もちろん特別な日に限らず、普段のおやつやお茶請けにしたり、ちょっと手を加えてドリンクやデザート、焼き菓子に使ったりして楽しむこともできます。
今回は金柑の甘露煮を私のおすすめの2種類のタイプでご紹介します。
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左は丸ごと、右は半分に切って種を除いたものです。
作り方は同じですが、丸ごとのほうは1~2粒お皿に盛ればそれだけで立派なおやつ、お茶請け、おつまみになります。
半分に切って種を除いたものは、種がないので食べやすく、断面も魅力的なのでお菓子作りに使うのにおすすめです。
作り方をご紹介します。用意するものは金柑、砂糖だけです!
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金柑の重さの50%を目安に砂糖を用意しましょう。砂糖の種類はお好みでOKです!おなじみの白砂糖はもちろんおいしくできますし、味にクセのないグラニュー糖やコクのある三温糖でもよいでしょう。
それでは作り始めましょう。
まず、金柑はヘタを竹串などで除いたら、丸ごとタイプは縦に適当に切れ目を入れます。
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半分タイプは半分に切って種を除きます。
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次に、鍋にお湯を沸かしたら金柑を入れて、一度茹でこぼします。
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水溶性の栄養素などが出て行ってしまうのではと、ちょっともったいない感じもしますが、一度茹でこぼすことによってえぐみがなくなります。
茹でこぼした金柑をざるに上げて水切りをして、再び鍋に戻します。
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そして鍋に金柑、砂糖、ひたひたの水を入れたら弱めの中火にかけ、煮立ったらそのまま20~30分ほど弱火で煮ていきます。
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このとき使用する鍋は、酸に強いホーロー鍋がおすすめです。
ホーロー鍋がない場合、ステンレスやフッ素樹脂加工の鍋でも大丈夫です。
(アルミ鍋は軽くて便利ですが、酸に弱いので柑橘を煮たり、ジャムを作ったりするのには向いていません。)
じっくりコトコト煮て、軽くとろみがついてきたら、火を止めてそのまま冷まして完成です。
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保存は清潔な瓶などに入れて冷蔵庫で2週間程度を目安にいただきましょう。
そのままいただく以外の簡単な楽しみ方をご紹介します。
まずはトーストにジャム代わりにトッピング。クリームチーズをプラスしても◎
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ヨーグルトに入れるのもおいしいです!
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甘露煮と一緒にシロップ消費にもおすすめなのがドリンク系です。
スパークリングワインに入れると一層華やか!
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ビアカクテルもおいしいです!
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寒い時期は洋酒などと組み合わせてホットカクテルを楽しむのも◎
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私のお気に入りはホットトディ風。ウイスキー大さじ1に金柑の甘露煮1個とお好みでシロップ適量、それからシナモン(スティックでもパウダー少々でもOK)とお湯120ml程度を注ぎます。寒い夜にぴったり!
白ワインと温めてホットワインもおすすめです。
もちろんノンアルコールの紅茶やお湯に入れるのもおいしいです。
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また、焼き菓子に使うと華やかさと季節感が楽しめます。
シンプルなケーキやタルトなどにもぜひ使ってみてください。
表面にトッピングしたり、刻んで生地の中に混ぜ込むのもおいしいですよ。
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柑橘とチョコレートの組み合わせがお好きな方におすすめしたいのはブラウニー。バレンタインにもおすすめです。
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乳製品との相性のよさを楽しむならチーズケーキ!ヨーグルト入りでバターも生クリームも使わない生地に、金柑の爽やかさが合います。
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このほかにも、いつもの飲み物やスイーツなどに加えて、たくさん楽しんでくださいね!
いかがだったでしょう。
定番の金柑の甘露煮ですが、そのままはもちろん、色々な食べ方ができます。
この季節だけの旬のおいしさ、ぜひたっぷり楽しんでくださいね!
※公開時点が3月後半となってしまてごめんなさい…!
金柑の甘露煮は定番なので、どうぞ次のシーズンも、その次も、ぜひ毎年、季節のお楽しみとして何度も味わってくださいませ。
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![小泉明代|管理栄養士・料理研究家](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120272855/profile_3e72250645f2c899aeebe3ad1ada9501.jpg?width=600&crop=1:1,smart)