シェア
秋曈 鋳蔦
2022年5月7日 23:33
価値の推定をしよう己の三等分は身の百に相当するだが根本的な価値は、私に至ってのみ存在しないものとする。虚、傍においても屑の方が億にマシ。生命の過程は主に終末に過ぎず、死期の忽然とした野望を掛けるように奪うのが釈然だ。難しい話ではない、そうだ、難しい話ではない。暗がりの野望をほんの一握り抱いたとて、その欲望は所詮霞に過ぎない。ただ酷い話だよ、全く
2022年5月3日 22:54
昔から変わらないよねくるまって変われないんだよずっとさくるまって意味深げな言葉引き摺って、うだうだ怠惰に墨としてくるまって呑み込むのが仕事と言い張ってくるまって好きそう、の責任は人の価値観と固定概念をどれほど押し付けた上か、理解して笑ってるんだろうなカタカタ伏線なしじゃあ生きられない命の愚図をめちゃくちゃにしたいメソメソした言葉しか口に溢れてこない人の不幸を守りたいう
2022年4月21日 01:47
自分が可愛くって仕方がない人に情けを擦り付けて媚びる自分が可哀想でさ仕方がない死にたいって好きなだけ喚いてみればいいさ人に迷惑かけて、後で落ち込むのが憂鬱の醍醐味で、そんなところも「風流」なんだろ。 悪趣味だなぁ簡単に迷惑をかけようぜ夜な夜な突っ立って笑うニヒルがお前の鏡にお似合いだそれでも仕方がないじゃない可哀想で可愛いんだから。愛しの子なんだから。腹を痛めて産んだのだ
2022年3月15日 04:03
は、は、つらい 顔が、浮かぶねぇ、どこまで飛べた?た、時は、は? かね、かね、金なりさぁ、さ、されど金に勝るもの、無しね、ね、いきて ふざけ、て、いるの?まし、よ……ね、しんだほうがなんて、て、ね、言ってもご冗談だって、えへ、へ……嘘、嘘 嫌いだって、馬鹿ば、ばかですねって金ばかりかかって、へったくれも無いは、はわたし、ね、いくら使ったと思うのいくら、耐えたと思う……
2022年1月12日 01:17
生きて欲しいのと 微笑んだふざけるなと 激怒したあの空この空 夢遊に浮き立つ砂の元で道行く人の声を聞かず 人々は埋まっていく死んで欲しいのと 微笑んだ是非ともと 喜んだあの海この海 どこへゆく 街の彼方に夕日が落ちる 道行く人は指さし笑う 人々の声微睡みに映る何も言わない 君は何も言わない私の中の私だけが嫉妬して文句を言い続ける空と海は繋がっている 切っても切り離せない縁が癒着
2021年12月26日 00:31
夜の星よ お前は どうだ こっちへ落ちてはこないのかお前の姿が 一弾と 今日は煌めき 騒がしい西洋被れのさざめきが 頭の中で右往左往する聖夜の寝床に神様は 私を 見守っているのか愛無くしてあなたが生まれなかったなら 愛は必ず必要でしょうか自惚れて 踊らされて 交合に光り輝く街並みの様に 次の日にはまるで元通りの夢が覚めるように矢張り 私 騙されていたのでしょうきっと どこにも いない
2021年12月18日 00:11
吐露の仕方がわからない 闇雲に当たって底知れず鵲よ お前の声は指揮を上げ 勝ち勝ちと価値価値とその実 飛んで後を濁さず 責任を取ってはくれやしない曝露の仕方がわからない 明暗に希望持って無知を知る鵲よ お前の黒と腹の白さは 人よりずっとマシだろうその実 落ちて進めど美しい 無常のままを許しておくれ空の背 向かう 泡沫の波の夜に星少し心に残る無情さは 己を騙して生きるのみ正直であれ
2021年11月18日 12:49
生きていければ良かったのに正しく攫えば良かったのに神の子は父になることを許されず虚像の姿を真似てみせるそれは神などではないただの鏡に過ぎない我々は目眩を微睡みと唄う我々は後悔を希望と暗示する真意の意味に気付くのは後の祭りが殆どだタラレバタラレバ消える事が出来たなら惜しい程なのに消える事が出来たなら全く足りぬのに言い訳が背中を刺す罠に繋る脚とおさらばするなら切
2021年11月21日 23:37
生きてるって不思議な感じ生きてるって不思議な感じふわふわして雲の綿あめみたいなのにズブズブと泥沼のようにしがみつくやってみたい事と できることは違う素敵な洋服と 似合うかどうかは違うきっと諦めてる だけど諦めたくないきっと諦めたくない だけど諦めてる曖昧死にたいって不思議な感じ死にたいって不思議な感じ眠るように救われるように思えるのに帰って来れない恐怖も同じ
2021年12月1日 02:02
端的端的 実に端的人の生を奪っておいて よくも まぁ感動か 嬉しいか 泣きたいか 苦しいかこちらに目を向け口を紡げこちらの耳を塞ぎ喚くな端的だ 実に端的だ酷い 夜を刻んですり減らしそれでも笑える人がいかに聖人であったか或いは言い訳のお得意であるか端的端的 実に端的人の振り見て我が振り直せ我が身は我儘 意地悪端的だ端的だ約束夢みて安らかに気持ちがいいのはお前だけだ
2021年11月18日 12:55
死してぶらり 息してふらり現の幽霊船は日が昇る頃に動き出すぶらり ゆらり ふわり ふらり生き心地の術を人に教えてもらうことは無かった頭の縁からは欲とそれに対する嫌悪と後悔拙い足取りは線の上を歩いていくぶらり ゆらり ふわり ふらり頭を首にぶら下げて それでも生きている心臓が音と、サ、踊って…攻め立てる疲労夢に溺れて藻掻く友人あの姿になりたい、言わばあの子も道化かもし
2021年3月13日 23:26
君が見る陽の目が、蕾の先が私では無いと、それを知ってどれ程恨んだことでしょう。その射し込む輝光が、花弁の一枚が、いつからこんな酷い思い違いをするようになってしまったのか。到底私の口からは、君の仕業とは言いませんが…白鷺が水音を残さぬように、私も清く、飛び立ちたい。そろそろ春になります。冬に渡れず、季節を越した私には、幼子たちの開咲の声を聞くことはできるでしょうか。君の心も、柔らかな温も
2021年5月24日 01:38
月が顔を見せる頃になると、胸中の蟠りが忍び足で掴みかかる。そうして囁き具合の波音が、今度は覆って襲うように寝付きの邪魔をする。邪険でありながらも私があの黒々しい麗しさを求む訳の一つには、きっと夜空が落ちてきたように、そのまま飲み込んでくれるだろうと期待をしているからである。そして二つには、矢張り、傷に沁みるような人への容赦の無さと底にある悪戯が簡単には許さないと言っているからで、これは酷い濁