後悔先に立たず
生きていければ良かったのに
正しく攫えば良かったのに
神の子は父になることを許されず
虚像の姿を真似てみせる
それは神などではない
ただの鏡に過ぎない
我々は目眩を微睡みと唄う
我々は後悔を希望と暗示する
真意の意味に気付くのは後の祭りが殆どだ
タラレバタラレバ
消える事が出来たなら惜しい程なのに
消える事が出来たなら全く足りぬのに
言い訳が背中を刺す
罠に繋る脚とおさらばするなら切り落とすべし
人の所為にしたいなら硝子の自分に押し付けるべし
悪意で満たされた腹の胎児は
如何なる清楚をもたらすか
タラレバタラレバ